残クレで車を買おう!でもウチにはペットがいるんだけど大丈夫かな?
もしかしたら、そんな疑問を持たれているかもしれません。
結論から言うと・・・
基本はOK、でもオススメしない
残クレでは多くの場合、基本的には契約上、ペット禁止とはなっていません。
でも返却時に汚れていたりしたら、査定が下がって、清算金が発生する可能性があります。
ただでさえ、返却時の査定が怖いと言われている残クレですが、ペットを乗せることでさらに危険度が上がります。
この記事では、残クレでペットを乗せる危険性と、解決方法を解説したいと思います。
目次
残クレでペットを乗せると返却時に差額精算!?
ご存知だとは思いますが、残クレは最初に残価を設定します。
5年契約だと40~50%に設定することが多いですが、50%だとしたら残りの50%に関して5年間で支払うイメージです。
ですがこの残価が問題。
通常、キレイな状態で返却することを想定して残価を設定します。
だけどペットがキズを付けたり、シートが汚れてしまったりして査定額が下がると、その分は返却時に支払うことになります。
ペットを乗せること自体は禁止ではありませんが、ペットを乗せて車が汚れちゃって、査定額が下がったらその分、返却時に精算になります。
まぁ~軽度でも数万円、ひどいと十数万円以上の負担が発生することもありますかね。
ディーラーも次に売る車が安くなっちゃうと儲けが少なくなるので、しっかり請求してきます。
もちろんペット以外の要因、例えば事故ったり、中古車価格が下がったりしても精算の対象になります。
そもそも残クレってそういうリスクと隣り合わせなんですよね。
におい、傷、毛、シートのシミが査定減点の対象になる
ペットを車に乗せることの、査定の減点対象としては以下のようなものがあります。
ペットによる車の減点対象
- 車内のニオイ
- ボディのキズ
- シートのシミ
- シートに残る毛
毛に関しては掃除すれば何とかなりますし、ボディのキズは高くて数万円。
問題はニオイとシミ。
ニオイはエアコンフィルターなどの交換が必要になるので、結構取られます。
一番やばいのはシートのシミ。
最悪、シートファブリックの交換になります。
またシートをペットが破いたりしても、交換の対象です。
このあたり、どこまで大丈夫か?は各業者の判断になります。
比較的ゆるいところもあれば、結構厳しいところもあります。
メーカー系のディーラーでも、それぞれ会社が異なるので基準は異なるようです。
KINTOならペットでもかなり安心
残クレではありませんが、最近何かと話題のKINTO。
税金や車検代、任意保険までついて月定額のサブスクとして人気です。
KINTOはペットを乗せてもOKです
もちろん残クレと同じく、汚したりしたら返却時に精算はあります。
ですが精算の基準が明確だし、かなーりゆるめです。
KINTOはどこまで汚してOK?
かなりゆるめって言っても、実際にどこまでOKなのでしょうか?
まずは外観から見てみましょう。
外観にキズなどあれば当然ながら清算金がかかります。だけどキズなら40cm以上の場合のみ。
つまり40cm以下のキズならお咎めなし
さすがにペットが原因で40cm以上のキズは付きません。
仮に40cm以上のキズが付いても、清算金は22,000円と非常に良心的です。
次に、ペット関連ではより重要な、インテリアを見てみましょう。
やっぱり一番気になるのはシートのシミと破れ
シミも敗れも5cm以下ならお咎めなし
これ以上でも一箇所あたり22,000円の清算金と良心的です。
ちなみに毛が(大量に)ある場合、ニオイが取れないなどのときは清算金55,000円。
これはちゃんと掃除すれば対処可能ですね。
清算金など詳しく知りたい場合はKINTO返却時のキズはどこまでOK?原状回復費用が必要なケースを紹介で解説していますので、そちらで確認してみてください。
とにかくキズや汚れに関してはかなり懐が深いのがKINTO。
ペットが犬だと、
こういう爪の引っかき傷も気になりますよね。
KINTOならこの程度のキズはお咎めなし。残クレの場合は会社によって対応が異なります。
KINTOと残クレ、値段の違いは?
では残クレとKINTO、どのくらい値段が違うのでしょうか?
KINTOの場合は税金や車検、任意保険まで付いています。
なので・・・

どうせKINTOって高いんじゃないの?
と思われている方も多いハズ。
もちろん月々の支払いはKINTOの方が高いです
ではどのくらい違うのでしょうか?
例えば
プリウスGグレード 3年契約で見てみましょう。
価格は2025年8月現在、ボーナス払いなし、オプションなしで比較します。
KINTOと残クレの料金比較
KINTO | 残クレ | |
頭金 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 64,460円 | 62,800円 |
返却時の清算金 | ほぼなし | 可能性大 |
自動車税 | 月額料金に含む | 自腹 |
自賠責保険 | ||
任意保険 | ||
メンテナンス代 | ||
ロードサービス |
※KINTOは公式サイトで、残クレはトヨタ公式サイト(トヨタモビリティ東京)でそれぞれシミュレーション。
残クレとKINTOの差額は1,660円。だけどKINTOは税金や任意保険なども付いています。
残クレは自腹、さすがに1,660円では税金だけでも払えません。5年以上になると、さらに車検代もかかってきます。
もちろん車種や販売店によって、値段は変わってくるとは思いますが、そこまで大きく違いはありません。
価格だけ見ると、KINTOの方が良さそうに見えるのは僕だけでしょうか・・・
他の車の価格も見てみよう
まとめ
残クレでペットを乗せること自体はOK、だけど返却時の査定リスクを考えるとおすすめできません。
一方KINTOなら、返却時の精算リスクは少ないし、清算金も明確です。
しかも安いし。
KINTOのデメリットは車種が限定されていることと、返却時に買取が選べないこと
それさえ気にならなければ、金額的にもKINTOほぼ一択なんじゃないかなぁと思います。
リスクが少ないって、車を楽しんで乗るのにとても大事な要素ですよね。
今、残クレの検討をされているあなたも、KINTOの価格だけでも確認してみてください。
きっと選択肢が広がると思いますよ!
\希望の車はありますか?/