毎月の支払いが抑えられて、オトクに車に乗れる残クレ。
ですが・・・
返却時の追加費用がある
もちろんない場合もあるんですが、いろんな要因で追加費用が発生します。
ここでは販売員が伝えない、残クレの追加費用の可能性について、解説したいと思います。
目次
評価が下がれば追加費用が発生する
残クレは、例えば3年なら、3年後に返却するときの車の価値を引いた分をローンにすることで毎月の支払いを抑えるサービスです。
なので返却時に、想定より価値が下がっていれば、その分の追加費用が発生します。
一番多いのが事故による評価損
事故歴があって、中古車としての価値が下がれば、たとえ修理していても価値は下がってしまいます。
事故だけじゃなく、他にもいろんな要因で価値が下がれば、やっぱり追加費用が発生します。
つまり残クレは追加費用のリスクは必ずあるんです
追加費用が発生する代表例4選
先ほど事故歴で追加費用が発生と書きましたが、他にもいろんな要因で価値が下がります。
それらの代表的な要因を4つ紹介します。
事故などによる評価損
先ほども例に出した通り、最も多いのが事故による評価損。
もちろん修理していても、事故歴があれば価値は下がります。
だって僕も事故歴のある中古車は買いたくない
ちなみに事故の修理代は保険で下りますが、評価損分(つまり追加費用)は保険では下りません。
ちなみに全損の場合はもっと悲惨です・・・
残クレの全損時については残クレ、全損事故だとどうなる?を参考に。
市場価格の下落
よくありますよね。
3年前まで人気だった車が人気なくなるってこと。
中古車としての人気が低下すれば、やはり追加費用が発生します
中古車の人気が下がる要因としては・・・
- フルモデルチェンジの発表
- リコール発生
- 景気後退
- 輸出需要の減少
- 法規制・税制変更
などあります。
追加費用を取られる身としては

そんなの知らねーよ!
っていう理不尽な理由ばかりですが、それが社会、それが残クレ・・・
走行距離の超過
残クレでは走行距離の制限があらかじめ決められています。
おおむね月あたり1,000kmのところが多いです。
この走行距離を超えると追加費用が発生します
理由は同じ、中古車の価値が下がるから。
追加費用はおおむね1km超過あたり5~20円。
車種や販売会社によって設定が変わってきますので、契約する前に確認したほうがいいでしょう。
内外装の損傷
例えば外装にキズが入ってたり、シートにシミがあったりすると、修理費ということで追加費用が発生します。
キズに関してはさすがにそりゃそうだろって思いますが、シートのシミは忘れがち。気を付けて乗ってください。
というわけで、残クレには様々な要因で追加費用が発生します。
しかも販売会社によって対応がバラバラなので、ネットの情報や友人の情報などはアテになりません。
そもそも追加費用のリスクがあるのが残クレなんです
でも販売会社はそのリスクに対し、十分な説明をしていないのが現状です。
KINTOなら追加費用はほぼなし
残クレを検討する際、名前ぐらいは聞かれたことがあるかもしれません。
税金や車検代、任意保険までついて月定額のサブスクとして人気のKINTO。
KINTOなら返却時の清算金はほぼありません
事故歴があっても、中古車の価値が下がっても清算金はありません。
まれに清算金が発生することもあります。
KINTOの清算金が発生するケース
- 走行距離が超過していたとき
- 事故したのに修理しなかったとき
- 内装に汚れがあったとき
になります。
内容 | 備考 |
---|---|
走行距離が超過 | 月1,500kmまでOK |
事故で未修理 | 修理費は保険が適用。線キズは40cm、凹みは20cmまで修理も不要。 |
内装の汚れ | シミは20cm、シート破れは5cmまで修理も不要。 |
走行距離は気をつけなければなりません。超過したら11円/kmの追加料金が発生します。ただし一般的な残クレは1,000km/月なのでKINTOは1.5倍。
事故しても修理すれば追加料金無しなのは、残クレに比べて大きなアドバンテージ。線キズ40cm以内なら修理も不要です。
これくらいなら修理も不要。修理しても保険が適用されます。
内装の汚れも20cmまでなら不問ということで、かなりゆるいのがKINTO。
つまり
KINTOならほぼほぼ追加料金は不要
となります。
KINTOと残クレ、月額料金の比較
追加料金がほぼ発生しないKINTO。
しかも税金も保険もメンテ代も全部付いてる。
ここまで至れり尽くせりなら・・・

KINTOって高いんじゃ・・・
って思われているかもしれません。
でも
実は残クレとあまり値段は変わらない
実際に月額料金を比較してみましょう。
例えば
プリウスGグレード 3年契約で見てみましょう。
価格は2025年8月現在、ボーナス払いなし、オプションなしで比較します。
KINTOと残クレの料金比較
KINTO | 残クレ | |
頭金 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 64,460円 | 62,800円 |
自動車税 | 月額料金に含む | 自腹 |
任意保険 | ||
メンテナンス代 | ||
ロードサービス | ||
返済時の精算 | ほぼなし | 事故ったら 数十万円 |
※KINTOは公式サイトで、残クレはトヨタ公式サイト(トヨタモビリティ東京)でそれぞれシミュレーション。
残クレとKINTOの差額は1,660円。年間だと19,920円、KINTOの方が高くなる。
でもKINTOは税金や任意保険なども付いています
もちろん残クレは自腹。
自動車税だけでも3万円かかるのに、その上、任意保険やメンテナンス代も自腹です。
しかもKINTOなら追加料金の心配がない。
以上のことを考えたら、残クレよりもKINTOがいいんじゃないかなーと思いません?
KINTOのデメリットは車種が限定されていることと、返却時に買取が選べないこと
それさえ気にならなければ、金額的にもKINTOほぼ一択なんじゃないかなぁと思います。
どんな車種があるか見てみよう