新車を購入するとき、いくつかの購入方法があります。主に現金一括、カーローン、残価設定クレジット、カーリース、サブスクのKINTOですが、いったいどれがお得なのか?調べてみました。結論から言うと・・・

任意保険の金額次第

になります。詳しく解説していきます。

 

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結論から先に・・・

解説が長くなるので結論から書きます。現金一括、カーローン、残価設定クレジット、カーリース、KINTOでどれが一番、総支払額が安くなるかと言うと完全に任意保険の等級に依存します。つまり任意保険の支払額によって、どれがお得か変わってくるんです。

任意保険の年間の支払額で、どれが一番いいのか表にしてみました。

任意保険の年間支払額 どれが得?
15万円以上 1番がKINTO
2番が現金一括
3番がカーローン
6万円~15万円 1番が現金一括
2番がKINTO
3番がカーローン
6万円以下 1番が現金一括
2番がカーローン
3番がKINTO

残念ながら残クレとカーリースは金額的にはかなり不利。KINTOはリースですが、任意保険が月額料金に含まれていますので、どれがお得かは乗る人の任意保険の金額によります。

 

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上の表の詳しい比較計算

現金一括、カーローン、残価設定クレジット、カーリース、KINTO、それぞれだいたいどれがお得か分かっていただけたと思うんですが、詳しい解説は以下のように比較してみました。ややこしくなるので読み飛ばしてもらってもOK。

比較の前提条件

前提として比較年数は5年とします

一括、ローンは5年で下取り
残クレ、リース、KINTOは5年で返却

となります。

 

車は何?

今回の比較で使ったのはトヨタ ヤリス G GAS 1.5L 2WD

車両価格は1,799,000円です。オプションはフロアマット、ETCのみ。カーリースやKINTOでも同じ条件です。

 

車両費

車両費は以下の表のようになります。一括とカーローンでは、5年後に売却すると考えて、払った金額との差額を出しています。

下の表は車両費のみで、維持費は含まれていません

総支払額-下取り 総支払額
金利含む
下取り・残価
現金一括 1,407,730 2,007,730 600,000
カーローン 1,847,095 2,447,095
@37,800
600,000
残価設定クレジット 1,973,688 2,411,528
@29,900
437,840
カーリース
定額カルモくん
2,533,680 2,533,680
@41,308
0
KINTO 2,481,600 2,481,600
@41,360
0
上の表の設定解説
価格はトヨタのHPでシミュレーションしてみました。取得費は車両費+登録時の税金など諸費用。@は月額の支払いですが、ローンと残クレは初回だけ少し高くなります。下取り・残価は、残クレはトヨタのHPでのシミュレーションで出てきた価格です。下取りは一般的に残クレの残価より高くなるので、60万円としました。ちょっと驚きなのですが、2022年10月現在では普通のカーローンよりも、残クレのほうが金利が安く設定されています。カーローンで8.8%、残クレで6.8%になります。ただし販売会社で金利は異なるようですが、残クレの方が安い設定なのは同じです。今回は東京の販売店で設定しましたが、地方の販売店ではもっと安い場合もあります。銀行ローンなど活用すると、金利は下がります。カーリースは人気のカーリース会社の定額カルモくんを例に出しました。オプションはすべての例でフロアマット、ETCのみ。ナビはスマホ連動のオーディオディスプレイが標準装備です。

予想通り、一括が一番安くなります。次に通常のカーローン。残クレが一番高いです。残クレと一括購入では50万円以上の差があります。総支払額ではカーローンの方が高くなりますが、下取りと残価設定を比べると、残クレは不利です。カーリースやKINTOは諸費用も込みなので、ここでの金額は高くなりますが、とりあえずは参考程度に。

 

一括、ローン、残クレの維持費

当たり前ですが、自分の車の維持費は自分で払います。一方、リースやKINTOなら税金や車検代はリース会社が払ってくれますが、残クレを含み購入される場合は自分で支払う必要があります。下記に一括、ローン、残クレの維持費を表にします。ガソリン代、駐車場代は除いています。

 

維持費の表

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 合計
自動車税 30,500 30,500 30,500 30,500 30,500 152,500
車検代 50,000 0 50,000
重量税 16,400 0 16,400
自賠責保険 20,010 0 20,010
オイル交換 8,000 8,000 8,000 8,000 4,000 36,000
タイヤ交換 50,000 50,000
任意保険 ? ? ? ? ? ?
合計
(任意保険除く)
38,500 38,500 124,910 88,500 4,000 324,910
上の表の設定解説
5年目は車検を通す前に売却や返却をすると考えて、車検、重量税、自賠責保険は0円にしました。自動車保険は4月に払うから残念ながら5年目も。任意保険は年齢や等級によって大きく異なるので計算外に。オイル交換は年2回、タイヤは4年目にはさすがに交換しないとということで、4年目に入れました。あまり乗らなければ5年保たせるのも有り。それにしてもやっぱり車検の年はお金かかります。毎回憂鬱になりますね・・・

5年間の総合計:324,910円+任意保険

車を買うときってついつい車両費だけに目が行きがちですが、維持費だけでも結構かかることが分かります。上の維持費以外にも、任意保険やガソリン代、駐車場代がかかりますので、その点も考えて計画的に車を取得しないとだめですね。

 

リース、KINTOの維持費

リースやKINTOでは税金や車検代、メンテナンス費などが含まれていて、維持費はほとんどかかりません。ただひとつだけ違うところがあります。

カーリースは任意保険は含まれていない

KINTOは任意保険も含まれている

ということです。カーリースでは任意保険は自分で加入しないとダメです。カーリースでも任意保険が含まれているサービスが、たまにありますが、割高だし使用者も限定されるので、あまりオススメではありません。

 

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車両費+維持費で計算してみると・・・

上記の計算を元に、車両費+維持費、つまり総支払額を計算してみました。KINTOだけは任意保険が含まれているので、KINTOとの差額を出してみました。

 

総支払額の表

車両費+維持費 KINTOとの差額 ←1年あたりだと
現金一括 1,732,640
+任意保険
-748,960
+任意保険
-149,792
+任意保険
カーローン 2,172,005
+任意保険
-309,595
+任意保険
-61,919
+任意保険
残価設定クレジット 2,298,598
+任意保険
-183,002
+任意保険
-36,600
+任意保険
カーリース
定額カルモくん
2,533,680
+任意保険
52,080
+任意保険
10,416
+任意保険
KINTO 2,481,600 0 0

 

 

総支払額は任意保険の金額に依存します

一括払いだと、KINTOとの差額が約75万円あります。つまり一括払いは任意保険が年間15万円以下なら、支払総額が一番安くなります。

一方カーローンを使うと、差額は約31万円になるので、ローンは任意保険が年間6.2万円以下なら、支払総額はKINTOに勝ることになります。

残念ながら、残クレは年間の差額が36,600円。3万円代で入れる任意保険はありませんので、KINTOには勝てません。

カーリースは任意保険を抜いてもKINTOより支払額が多いので勝負になりません。

 

【結論】総支払額が安いのは・・・

年間の任意保険額 順位
15万円以上 1位:KINTO
2位:現金一括
3位:ローン
6~15万円 1位:現金一括
2位:KINTO
3位:ローン
6万円以下 1位:現金一括
2位:ローン
3位:KINTO

ご自身の任意保険料金は東京海上日動のHPから、年齢、車種、等級だけでざっくり見積もれます。「かんたん見積もり」をお選びください。

 

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参考までに:毎月の支払い額(任意保険8万円の場合)

このままでは残クレがあまりにもかわいそう(?)なので、毎月の支払い額を計算してみましょう。任意保険は8万円で設定しています。

 

毎月支払う金額の表

車両費 維持費 合計
現金一括 0 12,082 12,082
カーローン 37,800 12,082 49,882
残価設定クレジット 29,900 12,082 41,982
カーリース 41,308 6,667 47,975
KINTO 41,360 0 41,360

現金一括とカーローンは、5年後の下取り価格は考慮に入れていません。あくまで取得してからの毎月の支払額。もちろん現金一括は車両費はかからず維持費だけ。やっぱり残クレはKINTOよりも若干高いですね。残クレの場合は5年後、お金があれば買い取りが出来るので、その点はKINTOよりも有利な点です。残念ながらカーリースはやはり相手になりません。

 

KINTOは他にいいところがある

KINTOには金銭的な面だけではなく、他にもメリットがあります。

契約者以外でも使える
例えば家族の誰かがKINTOで契約したとしたら、他の家族も乗ることが出来ます。家族以外、例えば友人にも貸すことが出来ます。もちろん保険も適用されます。

事故の場合も自己負担5万円
仮に事故を起こして、修理が必要となっても、自己負担金5万円で修理してくれます。保険を使うか悩んだり、

煩わしい手続きが不要
税金の支払いや車検時の手続きなど、全部ディーラーがやってくれますので、自分で何かする必要はありません。

ただし、ペットや喫煙は厳禁、改造不可、距離制限が年間18,000kmといくつかのデメリットもあります。あと一番のデメリットは自分の車にはならないってことですかね。契約期間が来たら返却しなきゃ駄目ですので。その辺が別にOKってなら、KINTOはオススメです。

 

こんな人にはこの支払いプラン

以上のことを踏まえて、こういう人にはこういうプランをというのを考えてみました。

一括払いで買える人
>>一括購入がおすすめ!

やはり金利を払わなくて良いのは大きいです。一括で払える人で、それなりに保険等級も高い人はぜひ一括購入で!

一括は無理だけど自分の車にしたい
 >>普通のカーローンがオススメ

やっぱり自分の車にしたい、手放すときは自分で決めたい人は、やっぱりカーローンがいいでしょう。残クレだとどうしても、総支払額は多くなってしまうので。

別にリースでも気にならない
>>KINTOがオススメ

自分の車にこだわらないなら、やっぱりKINTOがオススメです。やはり任意保険が含まれていてあの月額料金と言うのは大きい。総支払額も一括には劣るけど、ローン組むなら安くなります。

残念ながらカーリースはオススメしません。リースにするならKINTOがいいです。どうしてもトヨタから車を仕入れてリースにしているので、価格的には不利。ただし、KINTOは車種が限られているので、KINTOに無い車や、トヨタ車以外ならカーリースも検討してみては?

 

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