全般的に車の納期が遅い現在、KINTOだけは短納期の状況が続いています。
購入:半年 → KINTO:2ヶ月 みたいな極端な例もありますが、なんでこんなにKINTOは納期が早いのでしょうか?
KINTOの公式回答
車種、グレード、台数を限定しているから
確かにその通りなんですが、トヨタの本音を探ってみると・・・
トヨタの本音
トヨタはKINTOを広めたい
実はトヨタは、KINTOにかなーり期待をしています。なんせ豊田章男会長肝いりの事業です。
過去の取締役の発言から、トヨタは将来的に販売の大部分をKINTOに任せたいと考えいることが分かります。
そのため納期などさまざまな面で優遇しています。
実際にKINTOに契約した筆者の親戚が契約したライズは・・・
1/21申し込み → 3/10納車!
なんと48日で納車されています。
トヨタはKINTOに本気だなぁ!
\今、申し込めば2ヶ月後に納車!/
公式回答「車種や仕様を限定しているから」
KINTOでは短納期の理由を「車種や仕様を限定しているから」だと回答しています。
実際に納期が早いのか?KINTOのオペレーターさんに質問してみました。
「KINTOでは、車種や仕様を限定させていただいており、台数も限定しているため、WEB申込みでは納期短縮が実現できております。」
たしかにKINTOの車種一覧を見ると、トヨタ全車種がラインナップされているわけではありませんし、グレードも限定されています。
また台数限定のため、人気の車種はラインナップから消えたりするので、ある程度、生産の見込みが立つ車に限定して短納期が実現できているってことですね。
\最短1.5ヶ月、納期をチェック!/
トヨタはKINTOを広めたいから優遇してる
KINTOは豊田章男会長の肝いりです
KINTOの始まりは章男会長が、当時トヨタの取締役であったKINTOの小寺信也社長に
「まったく新しい車の売り方を考えろ!」
と伝えたとか。正直、無茶振りですよね。でもそれで始まったのがKINTOです。
トヨタは言うまでもなく日本最大の企業。
それでもなお、章男会長が社長就任直後から常々仰ってるのが「危機感」です。
「車の販売は100年間変わっていない。休日をつぶして店に行って何度も商談し、値引き交渉もする。こんな売り方が将来も続くわけがない。」とは章男会長の言葉です。
小寺氏は章男会長の期待に見事に応え、新しい車の販売方法としてWEBを活用したサブスク、KINTOを始めたということです。
つまりKINTOは章男会長の肝入事業です。
なのでKINTOを拡販する一つの手段として、KINTOだけの短納期を実現しているんです。
将来的にKINTOが販売の主力
実はトヨタは新車の販売の大部分を、将来的にはKINTOに移行したいと考えているようです。
「将来的にはKINTOに販売の大多数を担ってもらいたいと考えてる」
とは、トヨタの取締役サイモン・ハンフリ-ズ氏の発言です。
つまりKINTOはKINTOと章男会長だけが広めたいと思ってるわけではなく、トヨタの上層部の総意であることが伺えます。
2024年のトヨタとレクサスの国内販売数は約200万台、一方KINTOは2024年7月で「累計」で12万台。
大多数ということは、最低でも100万台を目指しているということが伺えます。
そりゃあ納期だって短くしちゃいます。
若年層顧客の囲い込み
若者の車離れと言われてもう10年以上になります(もっとかな?)。
しかし今の若者が車に乗ってくれれば、将来も乗る可能性が高い。
若いユーザーの囲い込みとしてKINTOがあるわけです。
KINTOは任意保険もコミコミで月額利用料金は誰でも同じなので、任意保険料が高い若い人ほど、相対的にKINTOの方が安くなるんですね。
実際、KINTOの申込みは39歳以下が約4割。
一方、新車購入における39歳以下の割合は約2割なので、若者のユーザーがKINTOに流れている言えるでしょう。
またKINTOでは点検も無料なので、必然的に半年に一度は顧客がディーラーに足を運ぶことになります。
そこでディーラーと顧客の人間関係を構築できれば、KINTOの継続利用や新車の購入につながります。
そのためにはまず乗ってもらわないといけない。
そこで短納期にして顧客の囲い込みを行いたいということですね。
\章男会長の肝いりです/
実際の納期の例
冒頭でもお伝えした筆者の親戚夫婦のライズは、1/21に申し込んで3/10に納車。
2ヶ月かかってません。
申し込みから納車まではどういう流れだったかと言うと・・・
KINTO納車までの流れ
1月 KINTOの情報収集
↓
1/21 KINTO申し込み
↓
2月中旬 納車日確定
↓
2/20ごろ 駐車場契約
↓
3/10 納車
ということです。
ライズに乗りたい!と決めてから、2ヶ月ほどでもう乗ってる。
かなり満足だったみたいですよ。
運転も快適そうです。
\ライズじゃなくても短納期!/
XでのKINTOの納期報告
XでいくつかKINTOで納車された喜びの声をいくつか見つけましたので紹介していきます。
KINTOでプリウス
この度、KINTOで新型プリウスを契約しました!オートサロンで一目惚れして、山梨まで試乗しに行って即決でした。笑
納期は1.5~2ヶ月だそう。
思ったより全然早い!!
楽しみに待ってます!#新型プリウス #KINTO pic.twitter.com/QI6z31pV2E— 優馬 (@REDS__AKAKICHI) January 25, 2023
1.5~2ヶ月
楽しみですね~。確かに新しいプリウスかっこいいから一目惚れも納得!
KINTOでノア
新型ノアHYBRID 納車しました
KINTOで注文して1ヶ月と少し
この納期は反則ですね
仕事用、接客用なので
新車ですぐ欲しい需要はKINTO最高です。
これだけ長期の納車待ちとなるならKINTOは有りです#新型ノア #TOYOTA pic.twitter.com/H0LtPFw9x4— やーまん (@yamayamaOKURUMA) November 4, 2022
1ヶ月ちょっと!
たしかにこの短納期は反則ですね!
KINTOでカローラクロス
1.5ヶ月
カローラクロスは1.5ヶ月弱で納車!羨ましいです。
KINTOでノア
2ヶ月
かっこいい!ちなみにPVMとはパノラミックビューモニターの略です。オプションつけても短納期。
Xでの新車購入の納期報告
こちらは新車購入で納車された方々の声。お喜びの声もありますが、納期が遅くて怨嗟の声も・・・
購入でシエンタ
納期未確定
連絡無いのはつらいですね・・・
購入でヴォクシー
9ヶ月
納車おめでとうございます!それにしてもヴォクシー、人気者だからやはり9ヶ月待ちかぁ・・・
購入でカローラクロス
9ヶ月(未納)
KINTOの優遇が酷すぎて・・・と嘆いておられます。優遇される側にはいいことですが、新車購入の方には怒りが湧きますね。
KINTO vs 新車の納期
KINTOとトヨタの公式サイトから、代表的な車種のアナウンスされている納期を比べてみました。
2025年4月現在の情報です。
納期で◯~◯ヶ月となっているものは、平均値で表示しています。
「納期未定」となっているのは、トヨタHPに「詳しくは販売店にお問い合わせください」と記載されている車種です。
つまり納期の目処が立っていない・・・。実際の納期は1年以上になるかも。
Xの投稿で9ヶ月待ちとか書かれているのも頷けます。
結論:やっぱりKINTOが納期早い
やはり新車購入の方は納車までかなりの期間待たされるようですね。
一方、KINTOはアナウンスでも1.5~3ヶ月と表記されている車種が多く、実際には2ヶ月程度で納車されていることが多いようです。
何ヶ月も待たされるのはちょっとな・・・と思われるあなたは、ぜひKINTOを積極的に検討してみてください。
\希望の車種の納期は?/
納期以外のトヨタがKINTOを推してること
実はKINTOは納期だけではなく、他にもいろんな施策でKINTOを広めようとしています。
まさに優遇と言ってもいいほどですね。以下に納期以外でのKINTOへの優遇を紹介します。
ディーラーがすでにKINTO推し
トヨタのディーラーに行くと分かると思うんですが、思った以上にKINTOを推しているなっていうのが分かります。
例えば・・・
トヨタモビリティ東京 葛飾四ツ木店
何本もKINTOののぼりを立ててアピールしています。
トヨタモビリティ富山 富山インター
しっかりお店の前にKINTOののぼりが立ってる。
ネッツトヨタ東埼玉
イオンモール川口内にあるこの店舗でもきっちりKINTOアピール。
この店舗にはKINTOに申し込む人のための専用PCまで用意されています。
とまあ、販売の前線でもあるディーラーでKINTOを推しまくっています。
トヨタHPからKINTOへの誘導
さらにはトヨタ本体の公式HPからKINTOへの誘導が行われています。
ヤリスクロスのトヨタ公式ページ
グレード一覧のところにKINTOへの誘導リンクがあります。
アルファードのトヨタ公式ページ
画面いっぱいにKINTOへの誘導バナーが。
カローラクロスのトヨタ公式ページ
カローラクロスに至っては一時期、SグレードはKINTOが先行だと堂々と書かれていました。さらにKINTOへの誘導バナーもあります。
流れとしてはトヨタのHPに車に興味があって訪れた人たちをKINTOに流している形です。本来なら購入に到るであろうユーザーたちもKINTOに送り込んでいるんですね。
KINTO専用のUグレードがある
普通に新車では購入できない、KINTOでしか取り扱いのないグレードが用意されています。
プリウスから始まったUグレードですが、ヤリス、ヤリスクロスにも展開されています。
Uグレードとは・・・
- KINTO専用グレード
- 価格は最安に近い
- 内装や装備は真ん中のグレードに近い
- KINTO Unlimitedがついてる
つまりKINTO専用の、安い割にはいいグレードってことですね。
またUグレードにしか設定がないKINTO Unlimitedは、車の進化に合わせたアップグレードがされるというサービスです。
車載コンピューターのソフトウェアのアップデートは随時行われるので、数年乗っても最新のソフトウェア。
また、新しい機能が開発されたとしてもそれが自動でアップデートされ、最新の装備で乗ることが出来るんです。
これがKINTOだけのグレードです。
トヨタさん、やっぱりKINTOだけ優遇しすぎじゃない?
KINTOの納期はなぜ早い?まとめ
KINTOの納期が早いのは・・・
KINTOの公式回答 → 車種、グレード、台数を限定しているから
トヨタの本音 → トヨタはKINTOを広めたいから
というのが当ブログの結論です。
実際にKINTOに契約した人も、2ヶ月程度で納車されているケースが多く、筆者の親戚も2ヶ月弱で納車されています。
普通に購入すると半年以上かかるような車種でも、KINTOで2ヶ月で納車になっていて、購入する人にとっては怒りの声が、KINTO利用の人にとっては喜びの声が出ています。
とにかくKINTOは納期が早いです
半年以上待てる人は、普通に購入するのもいいですが、早く車に乗りたい方はぜひKINTOを前向きに検討してみてください!
今から2ヶ月後、あなたは新車に乗っている・・・
\まずは希望の車の納期をチェック/