
サーキットユースに以外なほど好評なナンカンタイヤ。
そのナンカンタイヤのハイグリップタイヤを徹底比較しました。
最高峰はCR-S
街乗りも考えるとNS-2R
という感じ。
ここではハイグリップタイヤについて詳しく解説したいと思います。
11本のハイグリップタイヤを比較!
目次
まずはそれぞれのスポーツタイヤの位置づけから

上の図はオートウェイのスポーツタイヤ特集
で紹介されているポジションマップにメーカー名を追加したものです。
右上の方にナンカンのスポーツタイヤが集中していることが分かります。
特にCR-Sは最も高い評価となりますね。
評価の条件
上記の評価はオートウェイの企画として、プロレーシングドライバーがサーキットで行いました。
条件は以下の通りです。
| 車両 | スバルBRZ(ブレーキ以外はノーマル) |
| コース | 筑波サーキット コース1000 |
| 気温/路面温度 | 約33℃/約65℃ |
| ドライバー | 蘇武 喜和 |
ちなみに筑波サーキット コース1000はこんな感じ。

筑波サーキットのサブコース。全長約1,000m。
比較試乗の動画はこちら
ナンカンCR-S:タイムアタックの絶対王者
スポーツタイヤ特集で最もラップタイムが高かったナンカンCR-S
。
タイムアタックするならこのタイヤ一択。
熱の入りは遅めだけど最初からグリップ力が高く、熱ダレ耐性も高い。
雨の日もAR-1よりはかなり信頼できる。
それでいてトレッドウェア200と耐摩耗性に優れるので、サーキットで走るならこれでしょ?って感じ。
前モデルの「AR-1をすべての面で超える!」というコンセプトで作られたタイヤで、それに相応しい性能です。
国産タイヤに比べるとヨコハマ ADVAN A052並とはテストドライバーの声。
※ADVAN A052はヨコハマの最高峰スポーツタイヤ。値段はCR-Sの約2倍。
ナンカンタイヤの中では値段は高めだが、耐摩耗性を考えると後述のAR-1よりコスパは高いでしょう。
ナンカンCS-Rの評価
| ベストタイム | 最速(42.199s) |
| ウォームアップ | やや遅い(が問題なし) |
| 熱ダレ耐性 | 非常に高い |
| コントロール性 | 高い |
| ウェット路面 | 注意が必要 |
| 静粛性 | 良好 |
| 街乗り評価 | 優秀 |
| 価格 |
20,590円 |
※価格は2025年12月現在。サイズは205/45R17。
ナンカンAR-1:一撃必殺、ほぼ「Sタイヤ」
次はナンカンAR-1
。
トレッドパターンを見ると明らかにレーシング仕様。
トレッド面の柔らかさといい、溝の浅さといい、ほぼSタイヤ(セミスリックタイヤ)と呼べるでしょう。
タイヤの特性としても完全なサーキットユース。
熱の入りもよく、熱が入ると一気にグリップが増す感じ。
ただし温度が低いとグリップは弱めで、熱ダレ感もややあるとのこと。
さらに溝が浅めなので、雨の日に乗るのは危険なほど。
完全にドライコンディション特化型のレーシングタイヤと言えそうです。
価格は17インチで13,000円前後。このクラスのタイヤにしてはかなり安いのは魅力。
ナンカンAR-1の評価
| ベストタイム | 2番手(43.019s) |
| ウォームアップ | 非常に早い |
| 熱ダレ耐性 | 低い(短期決戦用) |
| コントロール性 | 若干シビア |
| ウェット路面 | 非推奨 |
| 静粛性 | 最悪レベル |
| 街乗り評価 | 非推奨 |
| 価格 |
12,990円 |
※価格は2025年12月現在。サイズは205/45R17。
ナンカンNS-2R:練習から実戦までこなす万能派
最後はナンカンNS-2R
。
こちらはサーキットからストリートまで対応し、初心者や峠で走り込みたい人向けのタイヤ。
タイヤ全体の剛性とゴムのグリップのバランスが良く、限界付近の挙動が穏やかでリカバリーしやすいのが最大の特徴です。
絶対的な速さは先の2本には敵わないものの、サーキットユースも多く、ウェットでのハンドリングも安定している。
ライトなサーキットユーザーにはぴったりのタイヤ。
街乗りも比較的快適です。
トレッドウェア80と120の2種類のコンパウンドが用意されていますが、柔らかめの80はラインナップが少なめ。
価格は17インチで1万円前後と性能の割にはコスパ高し。
ナンカンNS-2Rの評価
| ベストタイム | 結構速い(43.598s) |
| ウォームアップ | 普通 |
| 熱ダレ耐性 | 非常に高い |
| コントロール性 | 高い |
| ウェット路面 | 問題なし |
| 静粛性 | 普通 |
| 街乗り評価 | 常用可能 |
| 価格 |
9,900円 |
※価格は2025年12月現在。サイズは205/45R17。
評価をまとめてみよう
以上、3本のタイヤを紹介してきましたが、どれもサーキットでは重宝するタイヤです。
それぞれ特性があるので、下に表にまとめてみました。
ナンカン ハイグリップタイヤの特性まとめ
| CR-S | AR-1 | NS-2R | |
| ベストタイム | 42.199s | 43.019s | 43.598s |
| ウォームアップ | ◯ | ◎ | ◯ |
| 熱ダレ耐性 | ◎ | △ | ◎ |
| コントロール性 | ◯ | ◯ | ◯ |
| ウェット路面 | △ | ☓ | ◯ |
| 静粛性 | ◯ | ☓ | ◎ |
| 街乗り評価 | ◯ | ☓ | ◎ |
| 価格 | 20,590円 |
12,990円 |
9,900円 |
こうして見るとAR-1はかなり乗り手を選ぶタイヤと言えそうです。
他のレビューでは「タイヤを車に合わせるイメージ。ハマれば速いと思う。」という意見もあります。
また同じ人が「誰が乗っても速いのはCR-S。」と評価しているので、速さを求めるならCR-Sがいいでしょう。値段だけが問題ですね。
公道走ってもそこそこ快適で、サーキットでも使えるNS-2Rは使い勝手が良さそうです。
他社タイヤの評価もあり
どのタイヤを選べばいい?
それではあなたの使い方によって、どのタイヤを選べばいいのか解説していきます。
サーキットで履き替えるガチ勢
CR-S or AR-1
サーキットまでの道中はいつものタイヤで走ってきて、サーキットに着いたら履き替える人はCR-SかAR-1。
AR-1はそもそも公道では雨降ってきたら危ないし、CR-Sもせっかくのタイヤなのでサーキット限定で使いたい。
ガチ勢だけど当日は履いて行く
CR-S
家でタイヤを履き替えて、道中だけサーキットで走るタイヤを使うならCR-Sがオススメ。
先述の通りAR-1は危ないし、NS-2Rはガチ勢には心もとない。
たまにサーキット走りたい
NS-2R
普段履いてるタイヤでサーキットも走りたい!って場合はNS-2Rでいいかも。
街乗りでも十分使えるし、雨の日も安心。峠も走りたいもんね。
まとめ
というわけでナンカンのハイグリップタイヤですが、以下のような感じです。
CR-S → タイムアタックの王様。
AR-1 → ほぼSタイヤ。ただし後発のCR-Sの方がタイム良し。お値段は安め。
NS-2R → 練習用、サーキット初心者に最適。街乗りも十分対応可。
マジでタイム狙うならCR-Sがオススメ。
普段から履くならNS-2R。
正直、AR-1はあまり選ばなくてもいいかなーってのが個人的な感想です。
ただトレッドパターンが一番レーシングっぽのはAR-1だし、ハマれば速いとの声もあり。
あなたはタイヤにどんなことを求めますか?
それによって選ぶタイヤは変わってくるのかもしれませんね。



