KINTOを契約する時、月額利用料を見て
「なんで税金や任意保険がコミコミなのに普通に安いの?」って思われた方もおられると思います。

なんか怪しいことあんじゃないの?
とか勘ぐられるのも仕方ありません。
なぜKINTOは安いのか?
結論としては・・・
トヨタはKINTOを販売の主力に育てたいから
だから今のうちだけ安く値段を設定したり、納期を早くしたりして、KINTOを市場に浸透させようとしているわけです。
実際、KINTO単体では赤字ですしね・・・
トヨタ全体で見れば、車が売れてるわけだから、黒字にはなっていると思いますが。
ただ、そのうちKINTO単体でも利益を確保するため、値段が上がるかもしれません。
つまりKINTOが安いのは今だけかもしれません!
もし気になってるなら、月額料金が安く設定されているうちに、早めに契約することをオススメします。
\安いのは今だけかも!?/
目次
トヨタはKINTOを広めたい
豊田章男さんが社長に就任してから、常々言われているのは危機感。トヨタって世界一の自動車メーカーなのにね。
だから積極的に新しいことを取り入れて行こうとする姿勢がすごいと思ってたんだけど、KINTOもその一環なんだそうです。
トヨタの取締役サイモン・ハンフリ-ズ氏も「将来的にはKINTOに販売の大多数を担ってもらいたいと考えてる」と発言しています。
なんかトヨタ、KINTOに気合入れてる感があります。
KINTOは章男会長の無茶振りから
トヨタのサブスクKINTO。
そもそも立ち上げは豊田章男会長(当時社長)が、KINTOの社長である小寺信也社長を呼び出したことが始まりです。
当時、小寺さんはトヨタの常務でした。
「まったく新しい車の売り方を考えろ!」
呼び出された小寺社長は、章男会長にそう言われたそうです。正直、無茶振りです(笑)。
章男会長曰く「車の販売は100年間変わっていない。休日をつぶして店に行って何度も商談し、値引き交渉もする。こんな売り方が将来も続くわけがない」とのこと。
章男会長はトヨタの将来にかなりの危機感を持っておられるようで、さまざまな方面での革新的な展開をされています。
販売にも、今までの販売方法では、この先やっていけないと考えておられるようで、新しい車の販売方法として、KINTOを始めたようです。
まず若い人に車に乗ってもらいたい
日本では「若者の車離れ」と言われてから長い時間が経っています。
なんか若者が悪いみたいな言われ方していますが、車高いし、駐車場も高いし、保険も高いし、スマホで十分楽しいし、車乗る意味あんまねーじゃんって考える若者が多いってのは当たり前だと思う。当然、自動車の国内販売台数は右肩下がり。
若者が乗らないとなると将来の日本の自動車産業が明るくないのは自明の理。
なのでトヨタは今のうちに若者中心にKINTOを広げていきたいと考えているんですね。
だから値段を安くして、任意保険もセットにして、若者が乗りやすいように価格を設定しているわけです。
車乗るのって本当に楽しい。
一度、若者が車を知れば、将来も車を買ってくれるんじゃないか、KINTOと契約し続けてくれるんじゃないかってのが、トヨタの考えなんです。
KINTOが安く抑えられる理由
ここではいくつか、KINTOが値段を安く抑えられる理由について解説したいと思います。
KINTOが安く抑えられる理由
- トヨタが直接、車をKINTOに卸すから安い
- 保険会社と組んでるから安い
- メンテナンスも自前で出来るから安い
- 最後は認定中古車で販売するから安い
- 滅多に事故しないから安い
それぞれ、以下に詳しく解説します。
トヨタが直接、車をKINTOに卸すから安い
KINTOはトヨタファイナンスの子会社で、トヨタの孫会社。
つまりグループ会社です。だからKINTOはトヨタから車を安く仕入れることが出来るんですね。
普通のカーリース会社はトヨタから車を買って、ユーザーにリースするわけですが、リース会社もトヨタも利益を出さなくてはならないから値段が上がります。
KINTOの場合は身内なので、KINTOさえ利益が出れば良い。そんなわけでKINTOは安く出来てるんです。
保険会社と組んでるから安い
KINTOの任意保険は、東京海上日動に一括受注しています。
まとめて契約するから安くしているんではないでしょうか。
2024年1月時点でのKINTOの累計契約数は10万台以上。
これだけのまとまった台数、しかもKINTOと直接契約なので代理店の手数料もいらないわけです。
保険会社としても美味しい商売なんですね。
メンテナンスも自前で出来るから安い
KINTOはすべてのメンテナンス、車検をトヨタのディーラーで行います。
メンテナンス、車検は自前で出来るわけです。もちろんメンテナンス代、車検代はKINTOからディーラーに支払われます。
最後は認定中古車で販売するから安い
KINTOで返却されてきた車は、最終的には認定中古車として販売され、そこでも利益が出ます。
自前でメンテナンスしているので、車の状態も分かるし、何より返却日が決まってるので販売計画が立てやすいそうです。
また点検もちゃんと行っているので良い状態の車を販売できます。
滅多に事故しないから安い
トヨタだけではないですが、最近の車は安全装備がハンパないです。ぶつかりそうになったら勝手に止まってくれますし、ハンドル操作もしてくれます。
つまりほとんど事故がないんですよね。
事故しないということはどういうことかと言うと・・・
- 事故が少ないので保険料が安く出来る
- 修理の必要がほぼなくなる
- 中古車も事故歴無く高く売れる
というメリットがあります。
最新の車を出しているからトヨタにとっては損じゃない?と思うかもしれませんが、実はそっちのほうがKINTOにとってはメリットがあるんですよね。
結論:KINTOはトヨタだから他のカーリースより安く出来る
以上、なぜKINTOが安いかを解説してきました。結論としてはトヨタだから安いってことになります。
- トヨタがKINTOを推してるから
- トヨタだからいろいろ経費が安い
ってのが主な理由ですね。
トヨタがやってるから安く出来る、つまりは工場直売みたいなものですかね。
他のカーリースだとカーリース会社も利益を出さないといけませんからね。
ユーザーからKINTOがオトクだと思われている理由
KINTOが安い理由は上記のように解説させていただきましたが、そもそもKINTOが安いとかオトクだとか言われている理由ってどんなのがあるでしょう?
基本的には全部コミコミだってことが要因だと思います。
コミコミでこの値段ならまあ良くね?って感じです。
確かにムチャクチャ安くなる!ってわけでも無いですが、まあこれぐらいの値段で、税金の支払いとかも全部やってくれるし、メンテも受け放題だからいいよねーって感じだと思います。
他にももしかしたらあなたが思ってることと同じことかもしれませんが、解説させてください。
保険料など全部コミコミ
他のカーリースでもコミコミをうたってるところはあるんですが、KINTOの契約内には任意保険料が含まれています。
任意保険が含まれているカーリースは他にありません。
あるって言えばあるんですが、形だけのコミコミで、年齢や等級によって値段が変わります。
年齢など関係なく、一定の月額料金でやってるのはKINTOだけ。
任意保険は対人対物無制限だし、自損事故の時にも手厚い保障が受けられこの金額であるのならば、全然高くないのではないでしょうか。
また保険代はもちろん、税金や車検代、メンテナンス代なども新たに支払う必要が無いってのも便利です。
税金なんかもKINTOが勝手に払ってくれますし、車検のときもディーラーに行くだけ。金額がオトクなだけじゃなく、便利さも兼ね備えています。
メンテナンスやサポートも無料で受けられる
他のカーリースは基本的に、定期的なメンテナンスは別途オプション料金を支払って依頼することになります。
KINTOは月額料金の中にメンテナンス料が含まれ、フルメンテナンスをトヨタの正規ディーラーで対応してもらえます。
法定点検や定期点検、ロードサービス、故障修理などあらゆるメンテナンスが受けられるので、安心して車に乗り続けることができますね。
一般のカーリースの場合、点検や車検などはディーラーではなく、街の自動車工場なんですね。
ディーラーなら点検を待ってる間、清潔なラウンジでコーヒー飲みながら待つなんてことも出来ますが、街の自動車工場ではそうは行きません。
その辺りも差を感じます。
リース終了後の残価払いがない
これ結構落とし穴なんですが、契約終了時に他のカーリースでは残価清算の責任があるんです。
例えば借りていた車の価値が大きく下がったりしたら、想定してた残価じゃなかったってことで、お金を請求されることがあります。
カーリースって最初に転売するための中古車価格を見越してリース料金を設定するんです。その車の価値が下がっちゃったからって、客に支払わせるんです。
これ、事故とかで車の価値が下がったってときなら納得出来るんですが、その車が思ったより人気が無くなったから、みたいな理由でも請求されることがあります。納得行かねー。
しかしKINTOはリース契約満了時に設定残存価格と実際の評価額の差額を清算しない商品となっています。
契約満了時に残価と実際の評価額の差額精算をしなければならない場合、残価が高額になるなど契約者にとって不利な状況になってしまうことも考えられます。
一方のKINTOでは、残価を気にせずに気軽に契約できる仕組みになっているので、安心ですよね。
とまあ、早い話、全部コミコミで、余計な精算も無いところが、KINTOが安いと思われている理由だと考えられます。
KINTOと購入車の比較!差額はどれくらい?!
KINTOの公式サイトでは、KINTOでのみ契約可能なプリウスUグレードと、残価設定型クレジットや現金一括払いで購入可能なGグレードで5年間でかかる総額を比較しています。
KINTO | 残価設定ローン | 現金一括払い | |
契約期間 | 5年契約 | 5年契約 | 5年利用想定 |
初期費用 | 0円 | 100,000円 | 3,440,800円 |
月々 | 19,030円 | 18,200円 | 0円 |
維持コスト | 0円 | 1,137,872円 | 1,137,872円 |
総額 | 2,791,800円 | 4,004,562円 | 3,576,432円 |
契約満了時 | 返却 | 返却または買取 | — |
※ 残価設定ローンは4.9%、残価率34%。KINTOの公式サイトより抜粋。KINTOはボーナス払い165,000円、残価設定ローンは187,000円。維持費は5年分総額。一括購入の総額は5年後の下取り参考価格:1,002,240円を減額しています。
KINTOで契約をした場合、5年間乗り続けると総額は2,791,800円に。
残価設定型クレジットの場合5年契約で4,004,562円、現金一括払いで3,576,432円になります。
KINTOは契約満了時には車両を返却する必要があるものの、車を購入するよりもかなりお得であることが分かります。
KINTOはこんな人におすすめ
KINTOはメリットも多くお得なポイントも多いため、あらゆる人におすすめのサービスですが、「安い」という観点で見ると主に以下のような人におすすめです。
KINTOがおすすめの人
- 車にかかる経費をおさえてなるべく安く車を使いたい人
- 月々の支払いを明確にさせたい人
- 生活・ライフステージに合わせて車を変えたい人
車にかかる経費をおさえて、なるべく安く車を使いたい人
KINTOは「車には乗りたいけどそこまで多くのお金をかけたくない」といった、なるべく安く車を使いたい人におすすめです。
KINTOのプランの中には、契約時に自家用車を購入する際に必要な頭金が不要なので、手持ちのお金がなくても車を契約することができるのがメリット。
また、一般的に発生する車検のお金も不要なので維持費も低コストです。
一方で、KINTOでは車を維持するための駐車場が必要となるので、毎月契約できる駐車場の金額は事前に確認しておきましょう。
月々の支払いを明確にさせたい人
KINTOが契約内に、各種税金や保険、メンテナンス費や代車費用まで含まれているので、月々の支払金額が明確で分かりやすいメリットがあります。
実際、オイル交換やタイヤ交換、消耗品交換など多額な急な出費が発生する可能性がある中、急な出費に備えて車用の積み立て貯金をしている人もいる世の中です。
KINTOではこれらのような車に発生する急な出費も月額料金に含まれているので、想定外の出費が発生する心配がありません。急な出費が嫌な人は、KINTOがおすすめです。
生活・ライフステージに合わせて車を変えたい人
KINTOでは、豊富な種類のトヨタ車から好きな車を選ぶことができます。
何と言ってもトヨタ車のラインナップは世界一ですので、KINTOにも20車種程度の車が常時ラインナップされています。
また、乗り換えGOという契約途中で乗り換えられるサービスもありますので、別の新車への乗り換えも可能です(手数料はかかります)。
長い人生、結婚をしたり子供が出来たり、生活やライフステージは変化していくものです。
大きなファミリーカーは購入を考えると高いイメージもありますが、最初はコンパクトカーで、子供が大きくなったらキャンプに行くためミニバンやSUVで、みたいな個々人のライフステージの変化に合わせて、車のスタイルが選べるのもKINTOの最大のメリットなのでおすすめポイントのひとつです。
まとめ
というわけで、KINTOが安い理由について解説してきました。
結論としてはトヨタがKINTOを広めたいから安くしているってのが結論となります。
またトヨタだからこそ、車の仕入れやメンテナンスなども自前で出来るので、安く抑えられるということもあります。
ただし安く設定しているのは今だけかもしれません。
KINTOの認知度が上がり、普及していけば、徐々に金額が上がっていくことが予想されます。
今の金額で契約できるのは今だけです!
検討されているならお早めに~
\安いのは今だけかも!?/