KINTOはトヨタの新車を定額料金で乗ることが可能なサブスクリプションサービスです。実際の利用前には与信審査が行われます。
そのため、いわゆるブラックリストに含まれる方は、丁重にお断りされる可能性があるのは否めません。ここでは、KINTOの審査に通過する条件について紹介していきます。
目次
KINTOの審査通過が難しいブラックリストとは?
実はブラックリストというものは、実際には存在しないそうです。
参考:CICよくある質問
ただし、信用情報機関に事故情報は存在し、そこに記録されたらお金が借りられなくなったり、ローンが通らなくなったり、クレジットカードが使えなくなったりするリストは存在します。それを便宜的にブラックリストと呼んでいます。名前が記されているだけで生命の危険があるノートとは違います。
信用情報機関は次の3つです。
- CIC(株式会社 シー・アイーシー)
- JICC(株式会社 日本信用情報機構)
- 全国銀行個人信用情報センター
上記の信用情報機関のうち、KINTOの保証会社であるトヨタファイナンスはCICに登録しています。
ちなみにトヨタファイナンスは国税クレジットカードお支払サイトを運営している金融機関です。所得税や消費税、贈与税や相続税などの納付に対応しています。
KINTOの審査に関係するブラックリストに含まれる事故情報(異動)とは?
KINTOの審査に関係するブラックリストに含まれる事故情報(異動)は、以下の項目が当てはまります。
- 延滞(2ヶ月以上)
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
延滞(2ヶ月以上)
ローンやクレジットの支払日から2ヶ月以上遅れた場合、延滞として事故情報(異動)に記録されます。CICやJICCの場合、5年間は事故情報(異動)が抹消されることはありません。
仮にKINTOに申し込んだとしても、丁重にお断りされる確率が高いでしょう。
意外と多く見受けられるのが、携帯電話料金の支払いの延滞です。スマートフォンを購入する際、月々の携帯電話料金に24回分割払いなどの費用が含まれています。
※一括払いの場合は含まれません
携帯電話料金の支払いが遅れるだけなら電話の利用停止で済みますが、スマホの購入代金の支払いが確認できないことが「延滞」として登録される理由です。
任意整理
カードローンや消費者金融などの金利(利息)をなくす代わりに、3年間または5年間で元金のみを完済することが条件となる債務整理の手続きです。
任意整理も5年間、CICやJICCに記録されます。
個人再生
5,000万円までの負債を最大で10分の1までに引き下げられる債務整理の種類となります。3年以内(最長5年)で完済できることと、裁判所に個人再生の適用が認められることが条件です。
個人再生もCICやJICCに5年間の記録期間が設けられています。
自己破産
債務整理の中でも最も知名度が高いのが自己破産です。裁判所に自己破産申立の後、免責の認定によって税金以外の債務の支払いが免除されます。
CICやJICCには事故情報(異動)として5年間登録されますが、全国銀行個人信用情報センターでは5年から10年は抹消されません。
KINTOに申し込む前にブラックリスト入りしていないか?を確かめる方法
KINTOに申し込む前にブラックリスト入りしていないか?を確かめる方法として、スマホを使ったCICの開示請求の手順をご紹介します。
推奨環境
- iOS7.0.6以降のiPhone(ブラウザはSafariを推奨しています)
- Android5.0以降のスマートフォン
- WINDOWS10(パソコン)(対応ブラウザはMicrosoft Edge)
- スマホ・パソコンともども、PDFファイルのダウンロードや表示ができる環境が必須です
支払方法
- クレジットカード(イオンカード、エポスカード、三井住友カード、トヨタファイナンスなどの国内ブランド)
- デビットカード(JCBデビット)
- キャリア決済(d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、ワイモバイルまとめて支払い)
開示請求の流れ
- 推奨環境や支払方法をチェックする
- CICの公式サイトにアクセス
- 利用規約と注意事項を最後まで読む
- クレジット会社に登録済みの電話番号にて、指定の連絡先に連絡
- 受付番号の取得
- 「スマートフォンでの操作方法」をタップ
- 「ご利用前の最終確認」へをタップ
- 内容を確認後、「スマートフォンで開示を行う」を選択してタップ
- 必要事項を入力する
- 入力した内容を確認する
- 内容に誤りがなければ「確定」をタップ
- インターネット開示手数料500円を支払う
- パスワードが画面に表示される
- 「13」で表示されたパスワードを入力する
- 「開く」もしくは「OK」を選んでタップ
- 開示報告書がスマホにダウンロードされる
開示請求をおすすめしたい方
以下のパターンに該当する方には、KINTOの利用前に開示請求をおすすめします。
- 携帯電話料金の滞納歴が複数回以上ある方
- クレジットカード支払いの滞納歴が複数回以上ある方
- 各種ローンの滞納歴が複数回以上ある方
- 過去5年~10年以内に債務整理を行った方
KINTOの審査に通過する条件
ここからは、KINTOの審査に通過する条件をご紹介します。
ご自身がブラックリスト入りしていないことを確認した上で、KINTOに申し込むのがおすすめです。
- 年収200万円以上(月収17万円~)
- 正社員などの安定した収入が得られる職業
- KINTOへの支払いが年収の3分の1未満
年収200万円以上(月収17万円~)
KINTOの審査に通過するための条件のひとつに、年収200万円以上があげられます。
年収200万円は平均月収が17万円ほどであれば達成可能です。
ただし、年収に応じた車種の選択肢が限られてしまう点は理解しておきましょう。
ちなみに年収は給与の手取り額とは異なります。
手取り額は、給与から次の税金や保険料が差し引かれた金額です。
- 所得税(源泉徴収)
- 住民税
- 健康保険
- 介護保険(40歳以上の方)
- 厚生年金
- 雇用保険
所得税や住民税は気持ち多めに差し引かれるため、年末調整によって多く差し引かれた分が還付される形です。アルバイトやパートタイマーの方の場合には、所得税の確定申告を行うことで、所得税や住民税の還付金を受け取れる可能性があります。
正社員などの安定した収入が得られる職業
KINTOに限った話ではありませんが、クレジットやローンの契約は正社員などの安定した収入が得られる職業が有利なのは確かです。
安定した収入が得られることが証明できれば、契約社員や派遣社員、アルバイトやパートタイマーの方も審査に通過する可能性はあります。
むしろ厳しいのは、個人事業主やフリーランスで働く方かもしれません。ただし、クレジットヒストリー(利用履歴)の良好な方であれば、審査に通過することも考えられます。
KINTOへの支払いが年収の3分の1未満
KINTOへの支払いが年収の3分の1未満であることも、審査通過の条件に含まれます。
たとえば年収が300万円であれば、KINTOへの支払上限金額は年間で100万円未満です。
年収 | KINTOへの支払上限金額 |
200万円 | 年間666,666円未満
月間55,555円未満 |
300万円 | 年間1,000,000円未満
月間83,333円未満 |
400万円 | 年間1,333,333円未満
月間111,111円未満 |
500万円 | 年間1,666,666円未満
月間138,888円未満 |
600万円 | 年間2,000,000円未満
月間166,666円未満 |
まとめ
ここまで、KINTOの審査通過が難しいブラックリストや、KINTOの審査に通過する条件を紹介してきました。
まずはブラックリスト入りしていないことを前提として、年収に見合った車種を選ぶことがKINTOの審査通過へとつながるかと思われます。
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