長く乗った車だけど不要になった。
廃車手続きをしたいんだけど、いったいどうすればいいのでしょう?
一般ユーザーが出来る廃車手続きは
ディーラーに依頼する、自分で手続きする、買取業者に売却する
の3種類あります。
それぞれのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
廃車手続きのメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
ディーラーに依頼 | 全部丸投げで楽 | 5万円前後かかる |
自分で手続き | 手数料、解体費用のみ | 超面倒くさい 解体費用は2~3万円 |
買取業者に売却 | 全部丸投げで楽 売却額をもらえる |
特になし |
最も一般的なのが廃車手続きをディーラーに依頼する方法です。
手続きは丸投げ出来ますが、廃車料金を5万円前後取られます。
次に自分で廃車手続きする方法。
この場合、手数料は350円しかかかりませんが、解体費用は2~3万円かかります。
解体業者は自分で探す必要がありますが、個人と取引していないところが多いので、解体業者を探すだけでも大変です。
挑戦するのはアリですが、素人が手を出すのはやめたほうがいいかも。
一番オススメなのが買取業者に買い取ってもらう方法です
車を廃車にするのではなく、買取業者に売却する方法です。
「廃車にするような車は買い取ってくれないでしょ?」
って思われるかもしれませんが、普通に買い取ります。
普通に10万円とか値段が付いて、入金されます。
しかも廃車手続きも代わりに全てやってくれるし、廃車の手数料も取られません。
楽な上にお金がもらえます。
廃車を考えている人は買取業者に買い取ってもらうことを検討してみてください。
では、一体いくらで買い取ってくれるのかというと・・・
このトヨタ プリウスは2010年式で15年以上経過、走行距離はなんと23万km!
それでも12万円で売却されました。
さらにこんな車。
事故で原型を留めてませんが、マツダアテンザです。
こんな車でも8万円での買い取りとなっています。
あなたの車ってこれよりひどい状態?
もし上の2台より少しでもマシなら、少なくとも上の例と同じぐらいの金額にはなります。
上の例は朝日奈央さんの「どんな車でも買うわ!」のCMで有名なカーネクストの買い取り例です。
いくつかある買取業者の中でも、カーネクストは廃車手数料やレッカー代を取りません。
なので一番のオススメです。
もしあなたの車の廃車を考えておられるなら・・・
自分でやるのはすごく大変です。
やめておいたほうが無難です。
ディーラーだと廃車手続きは丸投げ出来ます。
気心の知れたディーラーがあるなら、頼みやすいですね。
でも5万円ほどお金を取られます。
買取業者でも廃車手続きは丸投げ出来ます。
その上、結構な額の買取金額が手に入るかもしれません。
どうせ廃車にするなら、お金かけて廃車にするより、少しでもお金をもらって廃車にしたほうがいいのではないでしょうか?
目次
【オススメ】廃車手続きは買取業者に依頼しよう
廃車手続きは買取業者に依頼するのが一番カンタンだしオトクです。
廃車の費用はかからない、逆にお金がもらえる、手続きも簡単です。
買取業者で廃車を依頼する手続きは以下のとおりです。
廃車手続きを買取業者に依頼する
WEBで申し込み
↓
電話で査定額提示
↓
了承すれば契約完了
↓
自宅などで車を引き取ってもらう
↓
買取額を入金されて終了
早い話、WEBで申し込むだけで、あとは電話がかかってきて終わりです。
超カンタンです。
引き取りの際にいくつか書類を渡す必要はありますが、それだけですね。
なぜ廃車でも買い取ってくれるのか?
ここでちょっと不思議に思うかもしれません。
なぜ買取業者は廃車のような、一見価値の無さそうな車でも、わざわざお金を払って買い取ってくれるのでしょうか?
それは買取業者は廃車を買い取って、お金にする仕組みがあるからです。
ここではカーネクストの公式HPに記載されている例に解説します。
買取業者は廃車をどうする?
- 古いけど動く車 → 海外に売る
- 動かない車 → パーツ取り
- 事故車 → パーツ取り&金属資源
日本では価値のない車でも、海外に行くと意外と売れるんです。
海外の人は走行距離とか年式をあまり意識しないし、日本車は壊れないという評判も高いから高値で売れます。
また動かない車、事故車はパーツ取り業者に販売し、事故でグチャグチャの車でも、金属資源として販売するんです。
ディーラーは車を売るのがメインの仕事なので、そこまで手が回らないんですね。
なので買取業者はお金を払ってでも、廃車になるような車を買い取っているんです。
買取業者で廃車手続き、必要書類は?
買取業者で廃車手続きをやってもらう場合の必要書類を以下にまとめました。
普通車と軽自動車で若干、必要書類が変わります。
買取業者で廃車手続き 必要書類
普通車 | 軽自動車 |
車検証
自賠責保険証 リサイクル券 印鑑証明書 委任状(実印) 譲渡証明書(実印) |
車検証
自賠責保険証 リサイクル券 申請依頼書(認印) |
買取業者によって対応は違いますが、カーネクストで依頼する場合なら、委任状、譲渡証明書、申請依頼書の書式は送ってくれます。
しかも名前や住所等は、WEB申込みの際の情報から記入済みで送ってくれるので、印鑑押すだけでOKです。
普通車の場合は実印、軽自動車は認印でOK。
普通車は実印なので印鑑証明書が必要です。
車検証、自賠責保険証、リサイクル券はダッシュボードに入っています。
仮に紛失していても、カーネクストなら代わりに無料で再発行してくれます。
ディーラーで廃車手続きを依頼 → 費用約5万円
ディーラーと付き合いがあったり、安心して廃車をお願いする場合、ディーラーに依頼するのもひとつの手です。
廃車手続きをディーラーに依頼する場合の手続きは以下の通りです。
廃車手続きをディーラーに依頼する
電話か来店で廃車手続きを依頼する
↓
指定日に車と書類を持っていく
↓
廃車手数料を払う
↓
手続き完了
簡単さで言えば、ディーラーに依頼するのが一番カンタンですね。
ただし廃車料金は5万円が相場。車種によっても異なります。
ディーラーで廃車手続き、必要書類は?
ディーラーで廃車手続きをやってもらう場合の必要書類を以下にまとめました。
ディーラーで廃車手続き 必要書類
普通車 | 軽自動車 |
車検証
自賠責保険証 リサイクル券 印鑑証明書 委任状(実印) 譲渡証明書(実印) |
車検証
自賠責保険証 リサイクル券 申請依頼書(認印) |
基本的には買取業者で買い取ってもらうときと、必要な書類は同じですね。
委任状、譲渡証明書、申請依頼書の書式はディーラーで持ってることが多いです。
記入捺印の上、車を持っていくときに書類も揃えておきましょう。
車検証、自賠責保険証、リサイクル券などは、紛失してたら再発行には手数料がかかる場合が多いです。
自分で廃車手続きする場合
正直オススメしませんが、自分で廃車手続きをする場合の手続き方法を紹介します。
自分でする場合、廃車手続きした後の車をどうするかによって、手続きが変わってきます。
車に乗らないので解体 → 永久抹消
また乗るかもなので保管 → 一時抹消
手続きの方法が変わってくるので、別々に紹介します。
永久抹消の場合
車に二度と乗らない場合は永久抹消となります。
永久抹消するには車を解体する必要があります。
永久抹消の手続き
永久抹消登録申請書を準備
↓
ナンバープレート、車検証などを外す
↓
解体屋で解体
↓
「移動報告番号」と「解体報告記録日」を解体屋でもらう
↓
運輸支局で書類提出、手続き
↓
完了
廃車手続きにナンバープレートが必要なので、前後ナンバープレートを外します。
自走で解体屋まで持っていくなら解体屋でナンバープレートを外してください。
車検証なども取り出しておきましょう。
また「移動報告番号」と「解体報告記録日」を解体完了したら解体屋が教えてくれます。
そのメモを持って、運輸支局に行ってください。
ちなみに軽自動車の手続きは、運輸支局ではなく、軽自動車検査協会支所になります。
ほとんどの場所で、運輸支局と併設されています。
永久抹消に必要な書類
永久抹消に必要な書類は以下のとおりです。
普通車と軽自動車で書類が変わります。
ちなみに「永久抹消」の手続きは普通車で、軽自動車は「解体返納」となります。
名前が違うだけで、内容は同じです。
自分で廃車手続き 永久抹消の必要書類
普通車 | 軽自動車 |
車検証
ナンバープレート 印鑑証明書 「移動報告番号」と「解体報告記録日」のメモ 委任状(実印) 永久抹消登録申請書 手数料納付書 自動車税(環境性能割・種別割)申告書 |
車検証
ナンバープレート 使用済自動車引取証明書 申請依頼書(認印) 自動車検査証返納届出書 軽自動車税(種別割)申告書 |
どちらにせよナンバープレートを外して持っていきましょう。
ほとんどの書類は運輸支局もしくは軽自動車検査協会支所で手に入ります。
一時抹消の場合
廃車にした車を、自宅などに保管したい場合。
また保管しておいて、時が来たら再び乗りたい場合などは一時抹消にします。
一時抹消であれば、再び登録すれば、また車に乗ることが出来ます。
一時抹消の手続き
ナンバープレートを外す
↓
車検証などの書類を取り出す
↓
それらを持って運輸支局で手続き
↓
手続き完了
一時抹消の手続きは簡単ですね。解体しないのでこれなら自分で出来ます。
再び車を登録するためには、運輸支局でナンバープレートを取り付ける必要があります。
車載車で運んでもらうか、仮ナンバーを発行して運輸支局まで乗っていきましょう。
一時抹消に必要な書類
一時抹消に必要な書類を以下にまとめます。
普通車と軽自動車で書類が変わります。
ちなみに「一時抹消」の手続きは普通車で、軽自動車は「一時使用中止」となります。
名前が違うだけで、内容は同じです。
自分で廃車手続き 一時抹消の必要書類
普通車 | 軽自動車 |
車検証
ナンバープレート 一時抹消登録申請書 印鑑登録証明書 委任状(実印) 手数料納付書 自動車税(環境性能割・種別割)申告書 |
車検証
ナンバープレート 自動車検査証返納証明書交付申請書 申請依頼書(認印) 軽自動車税(種別割)申告書 |
どちらにせよナンバープレートが必要なので、外して持っていきましょう。
ほとんどの書類は運輸支局もしくは軽自動車検査協会支所で手に入ります。
車の名義が違う場合の必要書類
例えば車の所有者が亡くなっていたりして、廃車手続きをする人が相続人だった場合。
別の書類が必要です。
保有者が亡くなっている場合、追加で必要な書類
- 改製原戸籍
- 遺産分割協議成立申立書
- 除籍謄本
- 譲渡証明書
相続の状況などによって必要な書類が違ってきます。
このケースは特に面倒なので、カーネクストなど買取業者にお願いすることを強くオススメします。
必要な書類などもスタッフが丁寧に教えてくれます。
廃車手続きの種類は4つ
実は廃車手続きって4種類あるんです。ややこしいですが、それぞれ違います。
廃車手続き4種類
- 永久抹消(解体返納)
- 一時抹消(一時使用中止)
- 解体届出
- 輸出抹消(輸出予定届出)
()内は軽自動車での呼称です。
基本的には最初の2つがメインで、後の2つはサブみたいな感じです。
永久抹消(解体返納)
廃車手続きと聞いて一番しっくり来るのがこれ。二度と車に乗りませんよ~っていう手続きです。
この手続きには解体が必須になります。
なので解体したときの日付と番号を解体屋さんからもらう必要があります。
一時抹消(一時使用中止)
次に多いのはこちら。一旦、車には乗らないので、自動車税とか払いません!っていう届け出です。
例えば
- 長期で海外出張に行くけど、車は帰ったら乗る
- 免許返納したけど、数年で孫が免許取れるからそこまで車を置いとく
などに使われます。
手続きにはナンバープレートの返却が必要になります。
当然、一時抹消の間は車に乗れないので、その間は車庫を確保する必要があります。
解体届出
一時抹消した車を、やっぱいらないってことで解体するときの手続きです。
これだけ普通車と軽自動車の呼称が同じ。
輸出抹消(輸出予定届出)
その名の通り、輸出する際に使います。
転勤などで海外に移住するときに、車も一緒に持っていくときなどにも使います。
還付金について
車を廃車にすると、それまで払ったけど使われてない税金などが還付されます。
還付されるのは
- 自動車税
- 重量税
- 自賠責保険料
です。
ただし還付金が受け取れるかどうかは、廃車手続きのやり方や、廃車の時期によって変わってきます。
自動車税の還付
毎年4月に課税される自動車税。
こちらはすべての廃車手続きで還付が受けられます。
月割で還付されるので、例を挙げてみましょう。
- 4月に廃車 → 11ヶ月分
- 8月に廃車 → 7ヶ月分
- 3月に廃車 → 0
がそれぞれ還付されます。
4月で廃車にしても1ヶ月分は取られるので11ヶ月分です。
自動車税は排気量によって変わってきます。
2019年10月以降に新規登録した車は自動車税が安くなっています。
自動車税の一覧
新規登録日 | 2019年9月以前 | 2019年10月以降 |
電気自動車 | 29,500円 | 25,000円 |
~1L | 29,500円 | 25,000円 |
1L~1.5L | 34,500円 | 30,500円 |
1.5L~2L | 39,500円 | 36,000円 |
2L~2.5L | 45,000円 | 43,500円 |
2.5L~3L | 51,000円 | 50,000円 |
3L~3.5L | 58,000円 | 57,000円 |
3.5L~4L | 66,500円 | 65,500円 |
なので2019年10月以降に登録した車で、1.5~2.0Lの場合36,000円の自動車税がかかっています。
なので8月に廃車した場合は3月まで残り7ヶ月あるので
36,000円÷12×7ヶ月=21,000円
この金額の還付が受けられます。
自動車税の還付は通知が送られてくる
自動車税は地方自治体が課税する税金です。
廃車手続きを行えば、勝手に通知が送られてきて、それを持って郵便局に行けば現金で受け取れます。
まれに地方自治体によっては自動車税還付の手続きをしないとダメなところもあります。
ただディーラーや買取業者にお願いすれば、その辺りもやってくれますので、とりあえず待っておけばOK。
自分で手続するときは注意が必要です。
重量税、自賠責保険料の還付
重量税と自賠責保険料は車検のときに徴収されます。
なので、どのくらい車検が残ってるかで還付金が変わってきます。
還付金は重量税と自賠責保険料合わせて
車検が1年残りのとき → 2~3万円
が目安となります。
ディーラーや買取業者に依頼したら還付金なし?
重量税や自賠責保険料の還付金は、自分で廃車手続きする場合は受け取れます。
ただディーラーや買取業者に依頼する場合は、重量税や自賠責保険料の還付込みで、廃車料金や買取価格の設定を行っています。
なので重量税や自賠責保険料の還付はそれぞれの業者が受け取り、その分、廃車手数料の減額や買取金額に上乗せで調整しています。
なのでもし、車検がたくさん残ってる車を廃車依頼する場合は、
「重量税と自賠責保険料の還付ありますよね?」
と言ってみたら、廃車手数料を減額してくれたり、査定額をアップしてくれたりする場合もあります。
重量税はいくら還付される?
自分で手続した場合、重量税は還付されます。
重量税はその名の通り、車の重さを基準に課税されます。
重量税は重量0.5tごとに高くなり、車が古いと高くなります。
以下の表を参照にしてください。
0.5tあたりの重量税の年額
普通車 | 軽自動車 | |
~12年目 | 4,100円 | 3,300円 |
13~17年目 | 5,700円 | 4,100円 |
18年目~ | 6,300円 | 4,400円 |
なので12年以内の1.3tの車だったら、年額4,100円×3=12,300円となります。
車検時には2年分なので、さらに倍の24,600円徴収されています。
つまり
車検が1年残ってたら、12,300円が還付される
ということになります。
受け取るには国税庁に手続きして、入金してもらう形です。
自動車税のように自動では還付されません。
自賠責保険料はいくら還付される?
自賠責保険料は普通車と軽自動車で違ってきます。
自賠責保険料
普通車 | 軽自動車 | |
12ヶ月 | 11,500円 | 11,440円 |
24ヶ月 | 17,650円 | 17,540円 |
36ヶ月 | 23,960円 | 23,520円 |
36ヶ月で契約できるのは新規登録のときのみ。
車検時は通常、24ヶ月で契約します。
なので車検を2回以上受けた普通車で考えてみましょう。
自賠責保険料は普通車で24ヶ月の場合は17,650円。
車検が1年残ってたら、半額の8,825円円が還付される
ということになります。
受け取るには自賠責保険の代理店の保険会社に手続きをして入金してもらう形です。
自動車税のように自動では還付されません。
廃車の手続きの費用まとめ
廃車の手続きは以下の3種類があります
- ディーラーに依頼する
- 自分で手続きする
- 買取業者に売却
この中で、ディーラーに依頼すると5万円ほど、自分で手続きすると2~3万円、買取業者に依頼すると逆にお金がもらえます。
かなりボロボロの車でも値段をつけてもらえますし、仮に1円にもならないような車でも無料引き取りということで、無料で廃車できます。
書類揃えるだけなので、手続きも簡単です。
ディーラーに依頼するのはまだしも、自分で廃車手続きをするのは手続きも大変だし、解体業者やりとりしないとダメな上に解体費用もかかるのでオススメできません。
廃車を考えておられて、廃車費用が気になるなら、ぜひカーネクストを検討してみてください。
少なくとも、絶対に損はしないはずです。