どのようなサブスクリプションサービスを使用してみても、最後には解約を行う瞬間が訪れるはずです。KINTOは、トヨタグループの運営する、車のサブスクリプションサービスです。
サブスクリプションサービスとはいえ、KINTOはカーリースのため、サービスの終了時には、解約を考える時が来ます。また状況により、途中解約を行いたいと考えることもあるかもしれません。
今回は、KINTOの途中解約に関して、網羅的な解説を行います。KINTOの途中解約が初めての方は、ぜひ参考にされてみてください。
目次
KINTOを途中解約したいとき
KINTOを途中解約したいときには、契約中のプランごとに解約金の有無が異なるという点について、知っておく必要があります。以下それぞれ詳しく説明します。
初期費用フリープラン
初期費用フリープランで契約中のケースでは、原則解約金を支払う必要があります。初期費用フリープランの中途解約金については、以下により求められます。
残利用料+追加精算金
解約金フリープラン
解約金フリープランで契約中のケースでは、解約金が不要となります。そのため、解約金なしで中途解約を行えます。
途中解約が不要なケースもある
例えば個人契約の契約者で、契約期間中に死亡あるいは傷害や疾病などで使用困難や運転困難となってしまったときには、中途解約が不要となります。このとき、所定の書類提出等、必要となる手続きを行った上で車の返却を行います。この手続きにより、中途解約金を払うことなく、解約が可能になります。
KINTO中途解約金の内訳
1年目の中途解約金→132万円(税込)
2年目の中途解約金→115.5万円(税込)
3年目の中途解約金→99万円(税込)
4年目の中途解約金→82.5万円(税込)
5年目の中途解約金→0万円(税込)
KINTOの途中解約を行う方法
KINTOの途中解約は、以下のようにプランごとに解約方法が異なります。
初期費用フリープラン
My KINTOで、事前に詳しい手続きを行います。
解約金フリープラン
解約希望月から2カ月前の月中までに、KINTOカスタマーセンターへと事前に問い合わせを行います。
KINTOを途中解約したいときに考えること
KINTOの途中解約を行いたい場合に、以下のポイントを抑え、考えてみましょう。
新車購入の際のメリットを考える
KINTOの途中解約後、新車を購入する際には、KINTOを継続するケースとの比較を行ったメリットを考えるようにしましょう。また一定期間の利用後に、KINTOで乗り換える際には、「のりかえGO」というサービスもあります。このサービスを利用すると、初期費用フリープランの契約期間中に、リーズナブルな手数料でトヨタの新車に乗り換えられます。また2020年5月26日以降に審査の申し出を行った個人契約の方を対象として、新たに3年・5年・7年の契約も開始できます。そのため、途中解約を行うよりも手数料がリーズナブルになるため、トヨタの車を引き続き乗り換えるのであれば、検討してみるのも良いでしょう。
2020年5月26日以降に審査申込していただいた個人契約(レクサス車を除く)のお客様が対象となります。
KINTO初期費用フリープランのベストな解約時期
6の倍数月
KINTOの初期費用フリープランのベストな解約時期として最適なものに、6の倍数月が該当します。契約月数が6の倍数月で解約を行うと、解約料を最小限で抑えることができます。これは何故かというと、この解約料のうち、残利用料が契約月数の6の倍数月で0円になるためです。ここでさらに内容を分かりやすくするため、3年契約を1年6カ月で解約した際の具体例を紹介します。
具体例:1年6カ月(18カ月)で解約した場合(契約月数の6の倍数)=133,650円(解約金)
この具体例は、上記の具体例と1年1カ月(13カ月)の解約金との比較を行った場合に、222,750円もお得だという計算になります。
KINTOを途中解約する上での注意点
KINTOを途中解約する際には、以下4つの点について、注意が必要になります。途中解約を行う場合に必要となる料金は、違約金だけに限りません。場合により申込金や追加の精算金が必要となることもありますので、注意しましょう。
解約金フリープランは申込金が必要となる
解約金フリープランは、契約時に月額料の5か月分相当の申込金を支払う必要があります。途中解約の際には違約金も不要ですが、申込金として初めにまとまった額を支払う仕組みとなっています。分かりやすいよう、具体的な例をご紹介します。
例:月額料33,000円の場合に、申込金は187,660円になる(違約金は0円ながらも、解約金フリープランでも、初めにまとまった額が必要となる)。
上記の具体例から、急な解約時にお金がかからないという点においては、大きなメリットであると言えるでしょう。
車の返却時に追加の精算が必要となることもある
KINTOでは契約の終了時、車を返却する際に、追加の精算が必要となることもあります。追加の精算が必要となるのは、走行距離の超過や車の凹みや傷などにより、車の価値を低下させた場合によります。
それは何故かというと、KINTOは返却した車を中古車としてリリースし、利益を得ているためです。これにより、もし車の価値が大幅に低下してしまっても、低下分をKINTO側だけでなく契約者にも支払ってもらうことで補えるというわけです。
また解約金フリープランにおいても、条件に該当する際には、追加精算が必要となります。このとき違約金はかかりませんが、追加精算金が生じた時点で、支払う仕組みとなっています。
途中解約希望日の30日前までの申し出が必要
途中解約を行う際には、解約希望日の30日前までの申し出が必要となります。例えば、1週間前に解約を行いたいと申し出ても、その申し出は通らない可能性が高いでしょう。そのため途中解約希望日の30日前までに、きちんと申し出を行うようにする必要があります。
法人契約では、解約金フリープランが対象外
法人の契約においては、解約金フリープランを選択することが不可能となっています。またボーナス併用払いも不可のため、契約ができるのは、「初期費用フリープランのボーナス払いなし」だけになります。
KINTO以外のカーリース途中契約は基本NG
KINTOでは、KINTO以外のカーリースの途中契約は基本的にNGとなっています。そのためKINTOの契約中には、カーリースの途中契約は行えないという点についても、理解しておきましょう。
まとめ
今回は、KINTOを途中解約する方法に関して、詳しい解説を行いました。KINTOの途中解約を行うには、契約中のプランごとに解約金の有無が異なるという点について、覚えておくようにしましょう。また途中解約が不要なケースもあるという点においても、覚えておくと良いでしょう。
KINTO途中解約前には、一度ご自身で解約におけるシミュレーションをしておくことも、おすすめです。
KINTOは、乗車した車に親しみを感じても、いつかは車を返却する時が来ます。そのためKINTOは、以下に該当するような方に、特におすすめできるサービスとなっています。
短期間または一定期間だけ車を借りて、乗車したい。
保険もメンテナンスも付いてくる。
上記に該当するような方は、ぜひ一度、KINTOをご利用されてみては、如何でしょうか。
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