2023年1月に発表され、前モデル同様人気の高いプリウス。購入の際の税金はいくらぐらいかかるのでしょうか?その他の維持費も解説していきます。
プリウスの税金の支払額
新型プリウスの税金をグレードごとに一覧表にしました。1年あたりの額で計算しています。
Z PHEV | Z,Gグレード | Uグレード | |
自動車税 | 9,000円 | 36,000円 | 0円 |
環境性能割 | 0円 | 0円 | 0円 |
重量税 | 0円 | 0円 | 0円 |
自賠責保険 | 10,005円 | 10,005円 | 0円 |
合計 | 19,005円 | 46,005円 | 0円 |
プリウスの税金ってむっちゃ優遇されているんですよね。ハイブリッドなので。重量税や環境性能割が0円で、PHEVは自動車税まで減額される。なんともすごいです。
自動車税
プリウスの場合、排気量が1.5~2.0Lなので自動車税は36,000円。ただしZ PHEVはグリーン化特例で自動車税が9,000円に!約75%の減税です。このグリーン化特例は2026年3月までになります。
環境性能割
この環境性能割ってやつは、「割」って名前のくせにしっかり税金。ガソリン車には課税されますが、ハイブリッドのプリウスは0円。
重量税
ハイブリッドの恩恵、重量税は0円です。
自賠責保険
税金ではありませんが、必ず支払う必要がある自賠責保険は税金扱いとしました。年間20,100円なので一年あたり10,005円。
合計するとZ PHEVはざっくり2万、G,Zは4.6万。ただでさえハイブリッドは優遇されるのに、さらに上回るPHEVの優遇されっぷり。UはKINTO専用で利用料に含まれるので支払いは0円となります。
燃費・ガソリン代
プリウスの各グレードの燃費と、だいたい1年間でどのくらいガソリン代がかかるか計算してみました。距離は1万km、ガソリン価格が165円、燃費はWLTCモード。
Z PHEV | Z,Gグレード | Uグレード | |
燃費 | 26.0km/L | 28.6 km/L [26.7 km/L] |
32.6 km/L [30.7 km/L] |
年間ガソリン代 2WD |
30,000円~63,462円 | 57,692円 | 50,613円 |
さすがプリウス、燃費はいいですね。だいたい年間5万円ぐらい見ておけば、1万キロは走る計算です。PHEVは電気自動車モードがあるので、こまめに充電する人はガソリンはほとんど食いません。数字の30,000円は1万km走ったときの電気代の概算。全部電気で動かすと、かなり安くなりますね(まあその分、車両費が高いけど)。
ちなみに前モデルですが、こういうユーザーさんもおられます。
ガソリン減らない。
ガソリン詰めてから4ヶ月無給油です。
#トヨタ#プリウス#phv#プラグイン#ハイブリッド#2030年#ガソリン車廃止 pic.twitter.com/eDIXNB81AW— S.M (@goldwinghonda19) May 4, 2021
参考記事:2023新型プリウスの燃費は?歴代プリウスやライバルとの比較
車検+メンテ代
プリウスにかかる車検代とメンテナンス代です。まあぶっちゃけ他の車とあまり変わらないので参考程度に。
支払額 | 必要な時期・回数 | 年間額 | |
車検 | 60,000円 | 2年に1回 初年度は3年後 |
30,000円 |
タイヤ交換 | 60,000円 | 3年に1回程度 | 20,000円 |
オイル交換 | 5,000円 | 半年に1回 | 10,000円 |
定期点検 | 10,000円 | 1年に1回 | 10,000円 |
合計 | — | — | 70,000円 |
車検に関しては初年度は3年後ですが、多めに見積もって2年に1回で計算しました。タイヤ交換、オイル交換は走り方や走行距離、オーナーの考え方によって頻度が変わりますが、安全を見てこんな感じに。定期点検も同じくです。
任意保険
プリウスで任意保険はどのくらい?って言っても運転者さんの年齢と保険等級によって異なります。
東京海上日動の見積もりを利用して、調べてみると年間の保険料は以下の通り。
最安:6万円代
最高:40万円代
20歳以下で初めて任意保険に入る方だったら、40万円を超えちゃいますね。逆に40歳以上で、等級が高ければ6万円代前半になります。ちなみに30歳、13等級、ゴールド免許、本人+配偶者限定にすると年間96,720円になります。後の記述でこちらを参考にさせていただきます。
ローン
一括で払える大金持ちは見なくてよし。各グレードごとでローンで購入する場合、年間どのくらいの支出になるのか調べてみました。計算はトヨタ公式HPにて。条件はいずれも2WD、5年ローン(48回)、ボーナス払い無し、UグレードはKINTO 5年契約ボーナス払い無しの月額利用料になります。
Z PHEV | Zグレード | Gグレード | Uグレード | |
月々 | 90,600 円 | 74,600 円 | 64,500円 | 46,530円 |
年間 | 1,087,200円 | 895,200円 | 774,000円 | 558,360円 |
合計 | 5,439,104円 | 4,480,138円 | 3,874,714円 | 2,791,800円 |
合計≠年間×5にならないのは初年度の支払額の違いです。もちろん諸経費込みの金額になっています。
プリウスの年間維持費の合計
以上踏まえまして、新型プリウスの1年間の維持費の合計を出してみました。
Z PHEV | Zグレード | Gグレード | Uグレード | |
税金 | 19,005円 | 46,005円 | 46,005円 | 0円 |
ガソリン代 | 63,462円 | 57,692円 | 57,692円 | 50,613円 |
車検+メンテ代 | 70,000円 | 70,000円 | 70,000円 | 0円 |
任意保険 | 96,720円 | 96,720円 | 96,720円 | 0円 |
ローン or 利用料 | 1,087,200円 | 895,200円 | 774,000円 | 558,360円 |
合計 | 1,336,387円 | 1,165,617円 | 1,044,417円 | 608,973円 |
任意保険、メンテ、ガソリン代などは利用状況によって異なるので、それぞれ頭の中で考えてみて下さい。Z PHEVはすべてガソリンで走った場合の金額で、すべて電気で動かすとコストは半分ぐらいになります。
やっぱりUグレード、つまりKINTOの安さが目立ちます。Gグレードで比べても一年で40万円、5年だと200万円の差が付きますね。ちなみにZ、GグレードもKINTOで取り扱いあります。Z PHEVは無し。KINTOは契約期間が過ぎたら車は返却しなきゃならないっていうデメリットがありますので、反面納期がすごい早いっていうメリットもあります。なのでご自身の車に対する考え方など鑑みて、購入かKINTOを選ぶか考えるのもいいかもしれません。
参考記事:新型プリウスをKINTOで契約する時の4つのポイント
参考記事:2023新型プリウスのグレードの違いを詳しく解説
まとめ
- 以上まとめますと
- プリウスの税金はZ PHEVで約2万円、その他で約4.6万円
- UグレードはKINTO専用なので税金は支払わなくて良い
- 維持費全部考えると、KINTOはおトク
以上になります。参考になれば幸いです。
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