解約金フリープラン、選ぶ人もそれほど多くないようで、ネットの書き込みでもマイナス意見が多いようですが・・・
意外と悪くないんです
詳しく解説していきます
目次
まず最初に解約金フリープランのデメリットを
解約金フリープラン、選ぶ人が少ないのはそれなりにデメリットがあるからです。以下にデメリットを紹介します。
解約金フリープランのデメリット
- 初期費用が必要
- 3年契約しか選べない
まず最大のデメリットは最初にまとまったお金がかかるということです。どのくらいかかるかというと月額利用料金の約5.6ヶ月分かかります。なんか中途半端な数字ですが、初期費用フリープランのちょうど5ヶ月分が、解約金フリープランの初期費用になるんです(ややこしい!)。
初期費用がどのくらいになるかと言うと、ヤリスなら188,430円、プリウスなら247,940円、ノアなら267,190円、ヴェルファイアなら505,340円と、車種によって変わる感じですね。まあざっくり車両価格の10分の1と考えておけばいいかなと。
3年契約しか選べない
2つ目のデメリットとして解約金フリープランは3年契約しか選べないことです。
初期費用フリープランは3年、5年、7年と選べるんですが、解約金フリープランは3年契約しか選べません。ただ3年契約しか選べませんが、契約満了時に継続することも可能ですのでここはあまりデメリットでは無いかもしれません(後述します)。
解約金フリープランのメリットは3つある
次に解約金フリープランのメリットを紹介します。
解約金フリープランのメリット
- 解約時に解約金が不要
- 月額利用料金が安くなる
- 法人契約でも使える
それぞれ解説していきますね。
2つのプランの解約金について
やはり解約金フリープランの最大のメリットは万が一の解約の際に解約金が不要だと言うことです。初期費用フリープランの場合、解約時には最大で月額利用料金の10ヶ月分、平均5ヶ月分の解約金が必要になります。
図の数字は契約月数。初期費用フリープランは解約金が階段状になっていて、6ヶ月毎にポンと解約金が上がるシステム。いい時期に解約できればいいんですが、ほとんどの期間で解約金フリープランの方が支払総額は安くなります。
月額利用料金が安い
解約金フリープランは初期費用フリープランに比べ、月額利用料金が安くなります。初期費用が頭金のように作用するわけですね。
代表的な車種の月額利用料金
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ヤリス | 33,770円 | 37,950円 |
プリウス | 44,440円 | 49,940円 |
ノア | 47,410円 | 53,350円 |
ヴェルファイア | 90,200円 | 101,420円 |
初期費用フリープランは3年契約ボーナス払いなし、それぞれ一番安いグレード
ご覧の通り10%ほど解約金フリープランの方が安くなるんですね。最初にまとまったお金を入れて、毎月の出費を抑えることが出来るのは解約金フリープランのメリットだと言えます。
法人契約でも使える
解約金フリープランは法人契約でも使えます。例えば会社の決算前にKINTO契約の初期費用として払うことによって、利益を圧縮できます。
3年間解約しなかったら支払い総額は?
仮に3年間解約しなかったとしたら、初期費用フリープランとどのくらい差が生まれるのでしょうか?
ヤリス X GAS 1.0L 2WDの各プランごとの支払総額
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月額合計(3年間) | 1,215,720円 | 1,366,200円 |
初期費用 | 188,430円 | 0円 |
支払総額 | 1,404,150円 | 1,366,200円 |
差額 | +37,950円 |
初期費用フリープランは3年契約ボーナス払いなし
表の通り、それほど大きな差があるとは言えません。実はこの差額は初期費用フリープランの月額利用料金一ヶ月分と同額になります。なので解約金フリープランは解約しなければ、一ヶ月分だけ余計に払うということになります。
この金額を高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、解約時の保険と考えればそれほど悪くないと言えるのではないでしょうか。
もっと乗りたくなったら再契約も可能
解約金フリープランでは、3年契約終了後に再契約出来ます。
図の通り、再契約時には申込金が必要(月額利用料金の3ヶ月分)なのですが、最長7年まで契約を延長することが出来ますし、3年目以降は月額利用料金が割引になります。
3年、5年、7年で、支払総額がどうなるかは以下の表をご確認下さい。
ヤリスクロス G GAS 1.5L 2WD の各プラン支払総額
![]() で契約延長 |
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3年契約 | 1,648,350円 | 1,603,800円 |
5年契約 | 2,575,190円 | 2,475,000円 |
7年契約 | 3,359,470円 | 3,307,920円 |
5年だと10万円ほどの差がありますが、3年では4万円、7年ではそれぞれ5万円ほどの差になります。確かに差はありますが、3年以上契約することを考えたら、それほど大きな差では無いと言えます。ぜったい解約しないと言うなら分かりますが、この差なら意外とアリなのではと思います。
以上のことから結論としては・・・
解約金フリープランは、解約リスクがあるなら無難な選択
ということになります。
解約金フリープランがおすすめな人
こんな人は初期費用フリープランより解約金フリープランがおすすめです
- 海外転勤の可能性がある人
- 急に車を乗り換えたくなる人
- 高齢で免許返納の可能性がある人
言うまでもなく海外転勤の可能性がある人は解約金フリープランがオススメです。海外に車は持っていけないですもんね。また、新車が出たら目移りしてしまって、他の車に乗り換えたくなる人も解約金フリープランがオススメ。初期費用フリープランでは乗り換えGOという乗り換えサービスがありますが、トヨタ以外の車に乗りたくなるかもしれませんしね。また免許返納の可能性がある人もやはり解約金フリープランがおすすめです。どこまで乗れるか順々に契約期間を伸ばせるところもメリットです。
まとめ
以上、解約金フリープランについてまとめますと
- 解約金が不要、月額料金が安くなる
- 法人契約の方は前向きに検討
- 支払総額は少し高いがさほど変わらない
- 契約延長できる
- デメリットは初期費用が必要なこと
そして結論をもう一度
解約金フリープランは、解約リスクがあるなら無難な選択
以上になります。参考になれば幸いです。
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