トヨタのサブスクとして結構人気のKINTO。このブログはKINTOを紹介するためのブログなのですが、メリットばかり言っててもしょうがないってことで、今回はデメリットを挙げてみたいと思います。
KINTOのデメリットは11個
他にもあるかもしれませんが、出てきたらまた追記します。現在、考えられるデメリットはとりあえず11個。下記に詳しく解説しますね。内容によってはちょっとフォローも入れてみます。
目次
トヨタ車のみしか扱ってない
これはどうしようも無いです。KINTOはトヨタが運営している車のサブスクなので、ホンダや日産、マツダなどの他社の車は取り扱っていません。個人的には資本関係があるスバルやダイハツの車もあってもいいんじゃないのーって思いますが、現状トヨタしかありません。
ちなみにホンダには楽まるというサブスクサービスがありますので、ホンダ車がご希望ならそちらをご検討ください。
トヨタ車の中でも車種やグレードが限られている
KINTOがトヨタのサブスクだからと言ってすべてのトヨタ車がKINTOで借りられるわけではありません。結構車種が限定されています。
この記事を書いている、2023年8月現在では・・・
例えばグランエースやカムリなど、イマイチ人気がなかったり、そもそも生産台数が少ない車種はラインナップがありません。スープラも無いし、ランクルもありません。またプロボックスなど完全商用車的なのもありません。またパッソやGRスポーツ系のようにラインナップがあったのに、なくなっちゃう車種もある。モデルチェンジの時期は一時的にラインナップから消えたりもします。
さらには、例えばアルファード/ヴェルファイアの最上級グレードであるエクゼクティブラウンジはKINTOでは申し込めないし、ライズのハイブリッドは申し込めない。
これらは全部、時期によって異なるわけです。以前はライズのハイブリッドもあったり、ランクルもラインナップされていました。アルヴェルの最上級グレードもあったしね。生産状況やその車種の人気であったりなかったりします。
車を返却しないといけない
KINTO最大の欠点とか言われているのが「契約終了後は車を返却しないといけない」ということです。3年、5年、7年とそれぞれの契約期間、愛車として付き合ってきた車を返さないといけないのは辛いことです。
さらに欠点と呼ばれている理由としては、返却するから損するんじゃないの?って思われていることです。確かにそのまま貰えれば、乗り続けることも出来るし、下取りに出すことも出来るわけです。
■ フォロー:最終的に車がもらえるなら月額利用料金はもっと高くなる
他のカーリースで、例えば定額カルモくんなどは最終的に車がもらえます。でもそういうカーリースの場合、KINTOのように返却するシステムのカーリースと比べて、かなり月額利用料金が高額になっています。
ヤリスXグレード 1.0L 2wd 7年契約
KINTO | 定額カルモくん | |
月額利用料金 | 33,330 | 38,940 |
車検、オイル交換、税金 | あり | あり |
任意保険、タイヤ交換 | あり | 自腹 |
契約終了後は? | 返却 | もらえる |
上記のようにKINTOと比べて定額カルモくん の方がかなり高いです。しかも、定額カルモくんには任意保険料、タイヤ交換が含まれていません。総額を計算するとKINTOの方がかなりお得です。
年間の料金も計算してみましょう。
ヤリスXグレード 1.0L 2wd 7年契約での料金の比較
KINTO | 定額カルモくん | |
月額利用料金(7年分) | 2,799,720円 | 3,720,960円 |
任意保険(7年分:1年8万円で計算) | 0 | 560,000円 |
タイヤ交換(7年分:2回交換) | 0 | 60,000円 |
買い取り | 0 | 450,000円 |
合計(経費-買い取り額) | 2,799,720円 | 3,890,960円 |
というわけで、全部入れると7年間で100万円ぐらいはKINTOがお得ということになります。
なのでKINTOは返却しなければならないというデメリットは、金額的には無いと言えそうです。ただ手放すのが寂しいってのはありますけどね。
任意保険の等級が上がらない
KINTOには任意保険が含まれています。逆に言えば自分の任意保険を使うことは出来ません。ながらく無事故で保険を使っておらず、等級が上がってる人にとっては、大きなメリットでは無いかもしれないし、KINTO契約中は等級が上がらないので、それはそれでちょっともったいない気もします。
■ フォロー:任意保険の等級は10年間キープされる
実は任意保険は使わなくても10年間等級がキープされるんです。例えば現在、15等級だったとして、10年間一切車に乗らなくて、任意保険に加入しないとしても、10年間は15等級がキープされます。
また任意保険の等級は各社統一なので、今の保険会社から10年後、別の保険会社に変更しても問題ありません。
契約期間のしばり
KINTOには契約期間のしばりがあって、3年、5年、7年しか選べない形です。2年だけ乗りたいとかの契約は受け付けてくれません。
3年契約して2年でやめたいなーって思う場合は「解約金フリープラン」を選びましょう。解約金フリープランは初期費用がかかってしまいますが「初期費用フリープラン」で途中解約金を払うよりお得な設定になっています。
解約金フリープランは3年契約しかありませんが、契約延長出来ますので、もっと長く乗りたいと思ったときも再契約出来ます。
参考記事:KINTOの解約金フリープランも悪くない?人によってはメリットあり
途中解約時にお金がかかる
先程の「契約期間のしばり」でも述べましたが、初期費用フリープランでは途中解約すると解約金がかかります。もうお分かりですね?途中解約の可能性があるなら「解約金フリープラン」がオススメです。
走行距離のしばり
KINTOには月1500kmという走行距離のしばりがあります。もちろん単月で1500km超えちゃダメってのではなく、3年契約なら54,000kmまでということです。年間にして18,000kmですね。
■ フォロー:年間18,000km走る人は少数派
一般のドライバーが年間走る距離は平均で6,727km(ソニー損保「2022年 全国カーライフ実態調査」より)。KINTOに走行距離のしばりがあるとは言え、平均走行距離の3倍近くは大丈夫ってことです。なので相当走る人でない限り、それほど気にすることは無いでしょう。
タバコが吸えない
KINTOにはいくつか禁止事項があって、車内ではタバコは吸っちゃダメです。発覚したらおそらく車内クリーニング代を請求されるでしょう。タバコを吸うとどうしても匂いが車内に残りますしね。返却した際、KINTOの車は中古車として販売されますが、そのときに車の価値が下がるのが問題なのでしょうね。
ペットは乗せられない
KINTOで借りている車にはペットは乗せられません。ケージに入れてもダメ。やっぱりニオイが問題なのでしょう。こっそり乗せてバレたらやはり車内クリーニング代を請求されると思います。
改造できない
KINTOで借りている車は基本的に改造はダメ。
ただしKINTOの公式サイトによると
取付に穴あけ等を要さず、簡易に取り外し可能で、取付・取り外しによる車両への損傷がない市販アクセサリー品や用品は取付許容しております
とありますので、例えば車内の芳香剤(跡が残らないもの)やカップホルダーの取り付け、ナンバープレートカバーなどは大丈夫(改造とは言えませんが)。また自分が好きなタイヤやスタッドレスタイヤなどの交換はOK。ETC、ナビなどの取り付けも原状復帰が出来ればOK。あとGRヤリス、GR86などはタイヤ・ホイールの交換、マフラー、サスペンションなどの交換は認められています。詳しくは契約時にディーラーに聞いてみてくださいね。
参考記事:KINTOの禁止事項を詳しく
書類上は自分の車ではない
KINTOで借りている車の所有者は株式会社KINTOです。ユーザーは株式会社KINTOから車を借りている形になります。なので車検証などに記載される車の所有者はKINTO。正直、別にどうってことはないですが、気にされる方は気にされるかも。
デメリットがあるから安くなる
何と言ってもKINTOの最大のデメリットは、トヨタ車しか選べないことだと思います。逆に言えばトヨタ車しか扱えないから月額利用料金が安くなると言えます。KINTOは主に若者に訴求した任意保険コミコミのサービスで、販売促進や若者への啓蒙も含まれています。将来的に車を買ってくれればというトヨタの思惑があるんですね。
なので月額利用料金が安く設定されている
というわけです。また車を返却しないといけないのですが、そのまま車がもらえるならもっと高くなるだろうし、タバコが吸えない、ペットがダメ、走行距離制限があるなども、月額利用料金を抑えるために設定されているものです。
デメリットが気にならなければKINTOを検討してみて!
もしあなたが、KINTOが気になっていて、これらのデメリットが気にならないならKINTOを検討してみてください。金額面や手続きの簡単さなどメリットはたくさんあります。
最初からトヨタ車が気になっていて、欲しい車種もKINTOにラインナップされていて、車を返却することも理解して、任意保険の等級が上がらないのも気にならず、契約期間もちょうどよく、途中解約はするつもりがなく、年間18,000kmも走らず、タバコは吸わず、ペットもいなくて、改造もするつもりもなく、書類上は自分の車では無いことが気にならないなら KINTOはオススメ!
動画で解説
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