このブログは基本的にはKINTOをオススメするためのブログなんですが、でもどんなサービスだっていい悪いがあるし、こんな人には勧められる、こんな人には勧められないってあります。
もちろんKINTOだってそういう部分はあります。
いつもオススメしている立場から見た、こういう人にはKINTOは向いてないかもって思うことを書いてみました。
KINTOをおすすめしない10人
もしあなたがこの10人に当てはまるならKINTOは見送ったほうがいいかもしれません。
逆にこの10パターンに当てはまらないなら、KINTOは考えてみてもいいんじゃないかなーって思いますので、良かったら参考にしてみてください。
KINTOをおすすめしない10人
先ほども書いた通り、以下にKINTOをおすすめできない人を10パターン紹介します。
あなたが当てはまらなければいいんだけど・・・
トヨタ車やスバル車が嫌いな人
これはどうしようも無いです。KINTOの最大のデメリットはトヨタ車とスバル車しか扱ってないこと。
トヨタが運営している車のサブスクなので、ホンダや日産、マツダなどの他社の車は取り扱っていません。
ちなみにスバルは2024年5月からKINTOでの取り扱いが始まりました。
トヨタ車やスバル車の中でも特定の車種やグレードが欲しい人
実はKINTOがトヨタとスバルのサブスクだからと言って、すべてのトヨタ車やスバル車がKINTOで借りられるわけではありません。ある程度車種が限定されているんです。
この記事を書いている2024年5月現在では、例えばグランエースやカムリなど、イマイチ人気がなかったり、そもそも生産台数が少ない車種はラインナップがありません。
スープラも無いし、レクサスも車種が限られています。
またプロボックスなど完全商用車的なのもありませんし、軽自動車もありません。
さらには、例えばアルファード/ヴェルファイアの最上級グレードであるエクゼクティブラウンジはKINTOでは申し込めないし、逆にプリウスの最安グレードのXは申し込めなかったりします。
さらには時期によって登場するグレードや車種があり、以前はランクルがラインナップされてなかったのに今はあるとか、いつの間にかスープラが無くなっていたりとか、カローラスポーツがラインナップされてたのに一時期無くなってまた復活したとか、いろいろあります。
なので欲しい車があれば、その時に申し込まないと無くなっちゃう可能性もあるんです。
車を返却するのが納得いかない人
こちらもKINTOを語る上で結構言われることですが、返却しなきゃいけないのはけしからん!という人がおられます。
KINTOは契約終了後は車を返却しないといけません。
3年、5年、7年とそれぞれの契約期間、愛車として付き合ってきた車を返さないといけないのは辛いことですし、返却するから損するんじゃないの?って思われている方もおられます。
確かにそのまま貰えれば、乗り続けることも出来るし、下取りに出すことも出来るわけです。
でもね、確かに車返却するのはなんか嫌だけど、返却を前提としているからこの月額利用料金なんです。
仮にKINTOで最終的に車がもらえるってなると、契約年数によってはヤリスだと月に1万円以上、レクサスとかだと10万円以上高くなっちゃう。
実際、車がもらえるカーリースって任意保険も含まれていないのに、結構お高いですもんね。
書類上は自分の車ではないのが嫌な人
KINTOはカーリースになりますので、使用者はユーザーでも車の所有者は株式会社KINTOになります。
なので車検証に記載される車の使用者はユーザーになりますが、所有者はKINTO。
正直、別にどうってことはないですが、心情的には嫌な方もおられるかもしれません。
でも、そこのところの心理的な障壁が無くなれば、魅力的なサービスであることは間違いありません。
ってか悩んでるくらいだもんね、KINTOにメリットがあることぐらい分かってはいるけど・・・って感じでしょう。
案外、乗ってみるとそんなことは気にならないと思います。なんでこんなので悩んでたんだろうって。
任意保険の等級が上がらないから嫌だって人
KINTOには任意保険が含まれています。逆に言えば自分の任意保険を使うことは出来ません。
なのでこれから無事故を継続しても、KINTO契約中は等級が上がらないわけです。
でも任意保険の等級を上げるためにお金を払うのって・・・ちょっと違う感じがするかな。
ちなみに任意保険は使わなくても10年間等級がキープされます。
例えば現在、20等級だったとして、10年間一切車に乗らなくても、10年間は20等級のまま。
また任意保険の等級は各社統一なので、10年後、別の保険会社に変更しても等級は維持されます。
任意保険の等級がすでに高い人
もう一つ、任意保険関係から。
先ほどもお伝えした通りKINTOには任意保険が含まれています。そして年齢や今の保険等級に関わらず月額利用料金は一定です。
なので任意保険の等級が高く、すでに料金が安くなっているベテランドライバーには金銭的なメリットは薄いかもしれません。
契約期間に縛られるのが嫌な人
KINTOには契約期間のしばりがあって、3年、5年、7年しか選べない形です。
学生さんが卒業まで乗りたいけど良い期間が無いとか、数年先の転勤が決まってるとか、そういう人には向いてないかもしれません。
一応、解約金フリープランっていう、途中解約しても解約金がかからないプランがありますが、これは初期費用がかかります。
また初期費用フリープランで途中解約すると解約金が結構取られちゃう。
いずれにせよ途中解約するとやっぱその分、損しちゃうので、KINTOに契約するなら契約期間は満了したいです。
年間18,000km以上乗る人
KINTOには月1,500kmという走行距離のしばりがあります。
もちろん単月で1,500km超えちゃダメってのではなく、年間にして18,000km、3年契約なら54,000kmまでということです。
規定の走行距離を超えてしまうと、1kmあたり11円の距離超過料金を返却時に払わなきゃなりません。1万km超過だと11万円です。
通勤で往復30km以上乗るとなれば、超過する可能性は大なのでKINTOは諦めたほうがいいかもしれません。
ちなみに一般のドライバーが年間走る距離は平均で6,727km(ソニー損保「2022年 全国カーライフ実態調査」より)だそうです。
普通のドライバーならまず問題ない人が大半ですね。
車の中でタバコを吸いたい人
KINTOにはいくつか禁止事項があって、車内ではタバコは吸っちゃダメです。
発覚したらおそらく車内クリーニング代を請求されるでしょう。タバコを吸うとどうしても匂いが車内に残りますしね。
ちなみに電子タバコもダメです。窓開けて吸ったらバレない?
ダメですよぉ~。吸うなら外で吸ってください。
車を改造したい人
KINTOで借りている車は基本的に改造はダメです。
ただしKINTOの公式サイトによると
取付に穴あけ等を要さず、簡易に取り外し可能で、取付・取り外しによる車両への損傷がない市販アクセサリー品や用品は取付許容しております
とありますので、例えば車内の芳香剤(跡が残らないもの)やカップホルダーの取り付け、ナンバープレートカバーなどは大丈夫(改造とは言えませんが)。
また自分が好きなタイヤやスタッドレスタイヤなどの交換はOKだし、ドライブレコーダーやナビなどの取り付けも原状復帰が出来ればOK。
さらにはディーラーオプションなら全部OKです。
あとGRヤリス、GR86など、スポーツ走行が前提の車はタイヤ・ホイール、マフラー、サスペンションなどの交換は認められています。詳しくは契約時にディーラーに聞いてみてくださいね。
おまけ:ペットは乗せられます!
KINTOで借りている車、2023年までは乗せられなかったんですが、2024年4月以降は乗せてもいいことになりました。
ただし汚れたり臭いが付いたりしたら原状回復費用は必要なので、汚れやニオイが付かないようにしてください。
10人のKINTOをおすすめできない人まとめ
以上解説してきたような方にはKINTOを契約するのはちょっと考えてみてください。まとめますと・・・
- トヨタ車、スバル車が嫌いな人
- トヨタ車、スバル車の中でも特定の車種やグレードが欲しい人
- 車を返却するのが納得いかない人
- 書類上は自分の車ではないのが嫌な人
- 任意保険の等級が上がらないから嫌だって人
- 任意保険の等級がすでに高い人
- 契約期間に縛られるのが嫌な人
- 年間18,000km以上乗る人
- 車の中でタバコを吸いたい人
- 車を改造したい人
などの人はKINTOはおすすめできません。
逆に言えばこの10の項目に当てはまらないなら、KINTOに契約する価値は十分ありますので、ぜひ検討してみてください。。
逆にKINTOをオススメする10人
先程はKINTOをオススメ出来ない人を紹介してきましたが、この後は逆にこんな人ならKINTOはオススメ出来るよってのを紹介していきます。
車に早く乗りたい人
よく巷で言われていることですし、車を購入したい人には逆に不評になっていることですがKINTOは通常購入よりも納期が短いんです。
理由はトヨタグループ全体がKINTOを推しているということと、車種、グレードを絞って短納期が実現できる車種をKINTOに回しているからと言われています。
ライズの納期は2024年5月現在新車購入で約4ヶ月の納期がかかりますが、KINTOならなんと1.5ヶ月~2ヶ月!
ライズの場合は新車購入でも比較的納期が短めになっていますが、他の車種の場合、半年以上待つことはザラです。
例えばプリウスなどは納期が半年から1年と言われていますが、KINTOだとやはり1.5ヶ月~2ヶ月で納車されます。
もちろん車種や時期によってはKINTOでも半年以上待つ場合もありますが、すべての車種で新車購入よりはKINTOの方が圧倒的に短納期ですね。
そもそも納期がかかる車はKINTOのラインナップから削除されるようです。
なので納期が短いからと言う理由でKINTOにする人も多いみたいです。
若い人
KINTOは元々、若者の車離れを懸念したトヨタが考えた、新しい車の販売方法です。
なので仕組みが若者に甘い。最大の特徴であり魅力は任意保険がセットになっていることで、任意保険が高い若い人も、任意保険が安いベテランでも同じ月額料金で車に乗れます。
なので普通に買うのと比べて、ベテランドライバーより若年ドライバーの方がずいぶんとオトクになるんです。
例えばこちら
ヤリスXグレードでの金額シミュレーションですが、7年間の支払総額は21~25歳では現金一括払いよりも安くなります。ローン購入と比べるとKINTOが約40万円安いです。
逆にベテランドライバーになると・・・
35~49歳のベテランドライバーの場合、ローンよりは安くなるものの、現金一括と比べるとやや割高。
年齢が経つごとに任意保険の料金が安くなるので、購入の場合は全体の支払い金額も安くなりますが、KINTOは一定なので金銭的なメリットは薄くなります。
ということなので、若い人にはKINTOは金額的に大いにメリットがあります。
家族に契約してもらって自分が乗りたい人
例えば学生などで自分には経済的な余裕がない。でも車に乗りたい。親に相談したら車代は出してやると言われた。そういう人にもKINTOはオススメです。
親が出してくれるからって言っても、あまり負担は掛けたくないですよね。
でも車を買ってもらうとなると、車代だけではなく、任意保険代もかかります。
問題は親の等級が高くても若い人も乗れるようにすると任意保険料が一気に上ることです。
保険屋さんにしてみれば、いくら親が優良ドライバーで等級が高くても、若い人も乗るようになるなら話は別。
だって若い人の方が事故率は高いと統計で出ているからです。
事故の確率が上がるなら、当然任意保険代も上げなくてはなりません。
その点KINTOなら若くても月額利用料金は同じで全部コミコミなので、親の負担も少なくて済みます。
もしあなたのご両親が車を買ってくれると言ってくれているのなら、KINTOをひとつの選択肢として提案してみてはどうでしょう?
親の負担は少なくなるし、あなたも気兼ねなく乗れる、いいことづくめだと思いませんか?
仲間とカーシェアしたい人
車って高いので、最近は仲間内でカーシェアする人も増えていると聞きます。そこで問題になってくるのは、またまた任意保険。
車を複数人が運転してもOKにした場合、任意保険代がやはりかなり高くなるんですね。
だけどKINTOなら誰が乗ってもOKで何人がシェアしようとも月額利用料金は変わりません。
先ほどお伝えしたとおり家族はもちろん、友人知人、会社の同僚など、契約者が許可した人なら誰でも運転してもらうことが出来ます。
誰が乗っても保険が有効ですし、修理代で揉めることもありません。
万一の事故のときが心配な人
基本、多くの人が自分の運転技術に関しては過信気味。
自分だけは事故しないと考えていますが、事故は誰しもが起こしうる可能性のあるもの。
それを心配しているあなたは偉いと思います。
だからと言って車に乗るのを諦めるのはもったいないですよね。
でもKINTOに付帯されている任意保険の内容はかなり手厚いので万が一の事故のときも安心です。
対人対物無制限、運転者および同乗者の怪我の補償は5000万円まで、事故時の修理は最大5万円の自己負担で行ってくれます(もちろんディーラーで修理)。
また事故を起こしても車を返却するとき、追加料金など取られないのも魅力。
他のカーリースなら事故車は追加料金取られますし。さらに廃車や盗難の場合は強制退会になるものの、解約金などの追加料金を取られたりはしません。
そして実はKINTOならあまり事故しません。
KINTOで乗れる車は新車です。最近の車は予防安全装置など、急速に安全装備が充実してきています。
自動ブレーキや自動車庫入れサポート機能、ハンドル操作サポートなどが付いています。
ほとんど事故すること無いんじゃないの?ってぐらいなもので、しかもライズなどの比較的安い車も結構充実しています。
衝突回避サポートはその名の通り、車や人が前にいたらブレーキのサポートをしてくれます。
誤発進抑制機能はアクセルの踏み間違えや、前に出ようとしたのにバックに入れたりしたとき、勝手に止まってくれる。
駐車支援は俯瞰映像で駐車をサポート、ステアリング操作も補助してくれるみたい。
他にもオートハイビーム、クルーズコントロール、車線逸脱抑制など様々な安全装備が付いています。
ライズという比較的安価な車でこれだけの装備はかなりすごい。ひと世代前の中古車などでしたら、こういうものは付いてないので、結構事故率が高くなります。
交通事故の件数は2004年は95万件だったのに対し、2020年では31万件と三分の一以下になっています。
交通量は変わらないのに事故が減っているのは、車の安全性能が向上しているからだと言われています。
頭金なしで車に乗りたい人
KINTOは基本的に頭金は不要です。
KINTOには二種類のプランが設定されていて、メインとなるのが下表左の初期費用フリープラン。
その名の通り初期費用は不要で、乗り出しから月額利用料を払うだけで新車が手に入ります。
もう一つは解約金フリープランで、初期費用は必要なものの、途中解約金が無料というプランですね。
契約時 | 初期費用0円 | 初期費用が必要 月額利用料の約5.5ヶ月分 |
中途解約金 | 必要 解約金について |
途中解約金0円 |
契約年数 | 3年、5年、7年から選択 | 3年でスタート、再契約で最長7年 |
最初にまとまったお金が必要無いので、気軽に乗れるのがありがたい。
もちろん途中解約するなら解約金がかかってしまいますが、そのつもりが無いなら初期費用はかからないに越したことはないですからね。
車の急な出費が心配な人
車って毎月払うローンやガソリン代、駐車場代の他にもイレギュラーな出費が結構多いです。
自動車税や人に保険料、車検代、タイヤ交換などのメンテナンス代など、結構車って不意にお金がかかる。
KINTOのメリットとしては、車にかかる経費が毎月一定額になることです。
ローンで車を購入する場合、毎月のローンしか目に行かないのが人の性。
税金や保険などのためにお金を置いとこうなんて最初は思ってもついつい使ってしまうもので、いざ支払いと言うときに今月お金が無い!みたいな事態になることも多いです。
毎月一定額というのは、思った以上にありがたいことなんですよね。
新車に乗りたい人
KINTOで扱っている車はすべて新車になります。
新車に乗れる喜び・・・
新車のニオイっていいですもんね。
シートもまっさら、ハンドルもまっさら、誰かが座ったり触ったりしたものではないわけです。
「買った瞬間に新車じゃなくなる」とか無粋なことを言う人もいますが、やはり誰にも触れられていない車を自分が最初に乗るっていうのは、何物にも代えがたいわけです。
また、新車であることはかなりのメリットがあるんです。
もちろん燃費もいいし、快適性も運転のしやすさも、車内の装備も充実しています。また先程書きました、安全装備の充実も忘れちゃいけないですね。
メンテナンスや点検にお金払うの嫌な人
普通に車を購入したらメンテナンスや点検の代金は自分で払う必要があります。
せっかく車買ったんだから、出来ればいい状態で車に乗りたいけど、点検でも1万円とか取られちゃうし、なんかこんなのでお金払うのってちょっと嫌だなぁと思います。
KINTOでは車検はもちろん、定期点検やタイヤ交換やオイル交換、バッテリーの交換などが無料です。
ちょっと車の調子が悪いなぁと思ったときも気軽にディーラーに行って点検してもらえます。
万が一、車が故障したとしても修理は無料です。
ビッグモーター事件に怒ってる人
わざと車を傷つけて修理費を水増しするビッグモーターの不正、世間を大きく賑わしました。他人事ながら憤りを感じますよね。
でもKINTOではそういうことは一切ない(と思う)。
なぜならKINTOで契約が切れた車は自社で中古車として販売するからです。
せっかく販売できる車をわざわざ傷を付けたりするはずがありません。修理歴があれば価値が下がりますからね。
そもそも修理やメンテナンスを担当してくれるのはトヨタのディーラーです。何と言っても天下のトヨタです。まずそのような不正は無いでしょう。
KINTOをオススメしたい10人のまとめ
以上、こんな人にはKINTOをオススメしたいっていう例を10人挙げてきました。まとめますと・・・
- 車に早く乗りたい人
- 若い人
- 家族に契約してもらって自分が乗りたい人
- 仲間とカーシェアしたい人
- 万一の事故のときが心配な人
- 頭金なしで車に乗りたい人
- 車の急な出費が心配な人
- 新車に乗りたい人
- メンテナンスや点検にお金払うの嫌な人
- ビッグモーター事件に怒ってる人
となります。もし上記のような人にあなたが当てはまるなら、KINTOは前向きに検討してもいいのかなぁって思います。
もし3つ以上当てはまるなら、これはもう積極的にKINTOを検討してみてください。
全部当てはまるならもうやばい!今すぐ契約したほうがいいでしょう。素敵なカーライフを!