
北海道+東北の主要5都市で装着率47%と圧倒的なシェアを誇るブリザック。
しかも24年連続装着率1位で、札幌のタクシーはなんと79.2%という圧倒的な装着率。
スタッドレスタイヤと言えばブリザック。
北海道では「ブリザック以外はスタッドレスタイヤにあらず」とまで言われるほど。
現在は主にWZ-1、VRX3、DM-V3の3種類がラインナップされています
それらの違いは
WZ-1:最新にして最高峰、でも高い
VRX3:以前の最高峰、値下げした
DM-V3:大型SUV、深い雪道向け
となっています。
この記事ではそれぞれのタイヤについて詳しく、また自分の使い方ではどのタイヤが合うか?などを詳しく解説します。
ブリザックについて詳しくは・・・
※この記事はゴムの専門家が執筆しています。詳しくはプロフィールにて。
ブリザック3種類の違い
まずは、3モデルの基本スペックと性能の違いを一覧表でチェックしてみましょう。
ブリザック3種類の比較
さらに詳しくはブリヂストン公式サイトへ
◆WZ-1はもう最高峰。
VRXがそもそも国産スタッドレスの最高峰だったわけですが、さらに上を行きました。
◆VRXでも十分すぎる性能。
アイスバーンに特に定評あり。街中メインなら全然十分。
◆DM-V3は大型SUV向け。
ランクルやパジェロ向き。また林道や除雪が入らない道などならジムニーなどにも装着オススメ。
というわけで、以下にそれぞれ詳しく見てみましょう。
WZ-1:ブリザック最新にして最高峰

WZ-1以上の性能はありません
何度も言いますが、そもそもブリザックVRXで国産の最高峰だったわけですよ。
それをさらに超えてきたわけで、タイヤ業界はかなりザワついています。
◆さらに氷上性能アップ
VRX3に対し、氷上ブレーキ制動距離11%、氷上ラップタイム4%をそれぞれ短縮。
アイスバーンのコントロール性がVRX3を超えるという
◆滑り出しの粘りで安心感が段違い
限界付近での滑り出しが穏やかで、ドライバーがコントロールしやすい「粘り」のある挙動を実現。
そもそも滑りにくいけど、滑ったとしても安心。
◆ロングライフ化も実現
WZ-1は長寿命化も実現。4年使用後も新品のVRX3を超えるゴムの柔らかさ、氷上グリップが出せるとか。
こんな人向け
- 「とにかく最新・最高峰の安心感がほしい」
- 「最低でも4~5年は履きたい」
VRX3:普通はこれ!実績No.1の万能型

十分すぎるほどの性能
最高峰の座は奪われたとは言え、今までのブリザック神話を支えてきたモデル。
十分な性能を有しています。
◆アイスバーンに定評あり
WZ-1には劣るものの、それまでは他社スタッドレスをはるかに凌駕してきたVRX3。
アイスバーンでも普通に止まります。
◆完成されたトータルバランス
高い氷上性能はもちろん、ドライやウェットでの走りやすさ、静粛性の高さは折り紙付き。
◆値下げしたので高コスパ枠へ
最上位モデル「WZ-1」が登場したことで、VRX3は実質的なスタンダードモデルとして値下げ。性能に対して非常に高コスパ。こりゃ他社は追いつけない。
こんな人向け:
- 「WZ-1ほど高性能はいらない」
- 「街乗りや高速道路が多い」
- 「年中、雪道やアイスバーンってわけではない」
DM-V3:大型SUVと深い雪道に

SUVのためのタイヤ
車重が重くトルクの大きいSUV向けの専用設計。
アイスバーン性能には劣るが、雪のかき出し力は一歩リード。
◆深雪・悪路での圧倒的なトラクション
太く深いV字型の大型ブロックパターンにより、新雪や深い雪をガシガシ掻き出して前へ進みます。
◆高剛性でふらつきにくい
背が高く重いSUV用に高剛性設計。ブレーキ時やコーナリング時にも、安定性を保ちます。
◆耐摩耗性に優れたタフボディ
SUVの車重を支えるための耐摩耗設計で、長距離走行や複数シーズンにわたる使用でも溝が減りにくいのが強みです。
こんな人向け:
- 「大型SUVに乗っている」
- 「除雪の入らない雪深い道や林道、スキー場の急坂を走る」
アイス性能とスノー性能の違い
以上、3種類のブリザックの解説をしましたが、3種類と言っても大きくは2つに分けられます。
- アイス性能優先:WZ-1、VRX3
- スノー性能特化:DM-V3
実はアイス性能とスノー性能は本来ならば背反する関係性なんです。
スノーを向上させるなら、タイヤのブロックは大きくしたほうが有利。
でも接地面が少なくなるから、アイス性能は下がるってわけです。
それをなんとかどっちの性能も上げようと、吸水ポリマーを入れたり、溝の構造を変化させたりと、開発者たちはいろいろ頑張ってる。
でもそれも限界があるので、それぞれ優先する性能を決めたというわけです。
なので基本的には
雪道に特化ならDM-V3、アイスバーン優先ならWZ-1かVRX3
という感じで決めればOK。
とは言え、VRX3でも多少の雪道なら全然走るし、DM-V3でもアイスバーン結構止まります。
ブリザック3種類の選び方
以上のことを踏まえて、走る環境や車種に合わせて、どのモデルを選ぶべきか具体的に見ていきましょう。
街乗りメイン、たまに雪道 → VRX3

基本はそんなに振らなくて、普段は乾燥路面を走るのが中心。
たまに街中でも雪は降るし、レジャーでスキー場や温泉地へ行くという方。
これはもうVRX3がベスト。
ドライ路面での乗り心地も夏タイヤレベル。それでいて不意な雪でも安心。
WZ-1ほどの高性能は不要です。
北海道・東北の凍結路ユーザー → WZ-1が無難

ミラーバーンやグラックアイスバーンなどが頻発する地域。
特に北海道や東北部の極寒地の都市部。
それならWZ-1が無難
やはり氷上での性能が断トツなので、安心感が違います。
とは言えVRX3でも氷上性能は十分あるので、そのあたりは価格と相談って感じです。
大型SUVなら → DM-V3

ランクルやアウトランダーなど、車重が2トン前後に達するSUVのユーザーさん。
それならDM-V3一択です。
なんと言っても重い車体を受け止める剛性感。
さらには冬の登坂や悪路でも安定してトルクを路面に伝えてくれます。
雪の林道、除雪が入らない道を走る → DM-V3

ジムニーなどで冬季の未除雪林道へアタックする方や、早朝の除雪車が入る前の深雪路を走る機会が多い地域にお住まいの場合。
それでもDM-V3がオススメ。
VRX3でも十分、雪道の走破性は高いですが、より雪深くても大丈夫なのがDM-V3。
雪を掻き分けて前進する力が強く、安心して運転できます。
ミドルサイズSUVはどのブリザック?

RAV4、ハリアー、ヴェゼルなど、ミドルサイズの都市型SUVはどのブリザックを選べばいいでしょうか?
基本はWZ-1 or VRX3がオススメ
市街地や高速道路の移動が多く、ドライや除雪されている道を走るならWZ-1かVRX3で大丈夫。
たまの降雪やスキー場へのアクセス程度の雪なら、全然問題ありません。
アイスバーンにも強いです。
DM-V3を選ぶ場合は
- 大型SUV
- 雪深い新雪
の場合のみと考えればいいでしょう。
まとめ:あなたにぴったりのブリザックはこれ
国産最強スタッドレスタイヤのブリザック。
新型WZ-1が加わったことで、選択肢が増えました。
WZ-1
最新かつ最高峰。アイスバーン性能と寿命がup。VRX3の上位互換。
VRX3
以前の最高峰。アイスバーンに定評あり。値下げにより高コスパ。
DM-V3
大型SUVには一択。深雪にも強い。
となります。
基本はVRX3を選ぶ。
北海道や東北など極寒地の都市部で心配ならWZ-1。
大型SUVもしくは深雪を走るならDM-V3。
という選び方でいいと思います。
ブリザックについて詳しくは
