20代諸君。僕は現在40代のおっさん。まだ自分では若いと思いながらも、まあいい加減おっさん。先日、25歳の姪っ子が結婚したので、まああなたたちの親世代であろう。20代の若者からすれば、正直うざい世代ではあるだろうが、老害の戯言として良かったら聞いてほしい。新車買うと結構苦しいぞ。

 

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おっさん20代のときの新車購入話

当然だが、現在40代のおっさんでも20年前は20代だった。

みんなと同じように、新車を買って、真新しい車でドライブしよう!いい車買ったら女にモテモテだ!と意気込んでいた(幻想だった)。そして会社に新卒で就職した25歳のとき、すぐに新車を買ったわけですよ。

初任給は額面で22万弱、寮に入ってたから寮費や食費も引かれて手取りは14万ほどだった。そんな身空で買った車はシルビアS15 Spec-R。バリバリのスポーツカー。今思うとこんな車、女性に気に入られるわけはないが、まあこのときは舞い上がってたんですよね。買っちゃいました。高校の同級生の家がディーラーで、そこで買ったので結構値引きしてもらった。車両価格239万円だったが、諸経費込みで230万円ぐらいだったと思う。


自慢の車だったなぁー

就職したとは言え、それまで学生だったわけで当然金はない。もちろんフルローン。月々4万円、ボーナス払い7万円という4年ローンを組んだ。手取りは14万円あるので、まあ月々4万円なら払えなくない。平日の食費や住居費は寮住まいなので必要ない。

でも金が無い・・・

なぜかお金が残らないんです。給料はさほど変わらない、他の会社に就職した友人は一年で300万円貯めたとか言ってるのに、僕の貯金額は8万円だった(笑)。当時、僕が就職した会社は残業代が付かなかったのでその差もあるかもだけど、それにしてもこの貯金額は差がありすぎる。さらに貯金できないだけではなく、日々の生活も結構苦しかった。あの頃は「お金がない」ってばかり言ってたような気がする。

月々4万円のローン、10万円は毎月余裕があるはず。たまに飲みに行ったりするけど、先輩に奢ってもらうこともあるので、そんなに使ってない。派手な遊びもしていない。なんで俺は金が貯まらないんだ!って悶々としていた。

ある日、たまたま学生時代のバイト先に遊びに行ったとき、店長に車のこととか話して「お金貯まんないんすよね・・・」と軽く言ったら、店長はタバコを燻らせながらこんなことを言った。

 

「そりゃ貯まんないよ。お前、車に月4万円しか使ってないと思ってるだろ?」

は?何言ってんだ店長よ。月4万しか使ってねーよ。店長に言われてもまだ気づかない20代のバカな俺。店長は続け様にこう言った。

 

「月4万ローンだろ?じゃあ年間48万だよな。ボーナス払いが7万円で14万円。駐車場代が7千円で8.4万円、ガソリン代は?毎月1万円で12万円、自賠責保険が1万円、自動車税が3.6万、車検と重量税で一回10万円、年間5万円、任意保険が16万円、合計してみ?」

 

と言われ・・・

「108万円・・・えーーーーっ!!!!そんなにかかってんの?」

 

さらに
「お前、それだけじゃないぞ。タイヤ交換、オイル交換、高速代、なんだかんだ車ってお金がかかるんだよ。ざっくり月10万だな」

恥ずかしながら僕は、店長に言われるまで車にそんなにお金がかかってるとは思いもよらなかった。税金とか分かってるつもりだったけど、そんなのイレギュラーだしねって思ってて、マジで店長の言う通り月4万円しかかかってないと思ってた。手取り14万円のうち10万も車に持っていかれるんだから、そりゃ金は貯まらないよな・・・

 

だから覚えておいて下さい。車両価格239万円の車を買うと、月10万円ほど持っていかれるってことを。

断っておくけど、すべての20代に新車購入をやめとけって言ってるわけではない。家が金持ちだったり、結婚してダブルインカムだったりして、お金に余裕があるなら問題ないだろう。でも自分の収入しかなく、親にも頼れないなら新車購入はちょっと考え直してほしい。その上で茨の道を進む覚悟があるなら買うのは止めない。

 

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中古車のススメ

新車がダメならまずは中古車を考えるべきでしょう。同じクラスの車でも走行距離や年式によっては半額程度で買える場合もある。例えば車両価格が半額になるなら、さっき月10万円って言ってたのなら7万円ぐらいまで下げることが出来る。

ただし現在、中古車市場も高騰している

半導体不足で新車がなかなか手に入らないので、中古車価格も上がってるわけです。なので状態のいい中古車は新車と同じぐらいの値段がする。

例えば中古車のGoo netあたりでざっと見てもらいたい。

半額目安は5年落ち以上、走行距離は5万km以上かなー。まあそこまで走るといろいろガタが出てきて修理費とかもかかるが、新車買うよりは金銭的には楽だろう。

KINTOも選択肢に

車を所有することにこだわらなければ、そしてトヨタ車でもいいなら、KINTOは結構おすすめ。「トヨタのサブスク」としてテレビCMもやってると思うので、知ってる人も多いだろう。

簡単に言ってしまえば

KINTO=カーリース+任意保険

となる。20代に特におすすめなのは、年齢や運転歴によって変動する任意保険の額が、KINTOなら月額利用料に含まれてて一定というところだ。つまり50代のおっさんでも、20代の若者でも、月額利用料は同じなのだ。

例えば・・・

トヨタ ライズ G GAS 2WD(車両価格:1,867,000円)

この車で見てみると、5年ローンボーナス払い無しで月々の支払いが39,200円。一方、KINTOで5年契約ボーナス払い無しなら、月額利用料が39,050円とほぼ同額。ただしKINTOには、任意保険だけではなく、税金や車検、メンテ代なども含まれる。

 

ライズ(約190万円) 1年間でかかる費用

新車購入 KINTO
ローン/月額利用料 39,200円×12 39,050円×12
税金、車検など 70,000円 0円
任意保険 160,000円 0円
メンテ代など 30,000円 0円
合計
(一ヶ月あたり)
730,404円
(60,867円)
468,600円
(39,050円)
  • 任意保険は25歳、初めて車を乗る人を想定。東京海上日動のHPより
  • 税金、車検などは自動車税、重量税、自賠責保険、車検代などを含む
  • メンテ代はタイヤ交換、オイル交換、定期点検など
  • 別途ガソリン代、駐車場代、高速代などは必要です

 

表の通り、KINTOなら月あたりマジで4万円ほどで乗れる。他にガス代、駐車場代は必要だが、実家暮らしで駐車場があるならガス代のみ。新車購入だと6万円ほどかかるので、ここで2万円の差が発生する。この差は結構デカイ。

 

さらに注目すべきは車をぶつけたとき。大きな事故はあまりないだろうけど、ちょっと擦ったとか、軽く壁にぶつけたとか、結構ある。そんなとき保険会社は「等級下がりますよー」「あとあと考えると自腹で直した方がいい」と言ってくる。しかも結構事実なので余計厄介。とにかくなるべく保険を使わせないようにしてくる。大きな事故の場合はさすがに保険を使うが、小さな事故の場合は自腹で直すことが多くなる。

KINTOの場合はどんなぶつけ方しても、自己負担金5万円で直してくれる。

「自分はぶつけない」って思ってても、結構ぶつけちゃうんだよね。僕も何度かぶつけたし・・・。すげー凹むよ、車ぶつけると。5万円でもすぐに直してくれるってのは、結構ありがたい。さらに定期点検やタイヤ交換、オイル交換なども無料でしてくれるので、車をいつも健康な状態で保つことが出来る。

ただしKINTOもメリットばかりではなく、デメリットもある。契約期間が満了したら、車は返却しなければならない。新車や中古車は売ればお金になるけど、KINTOは返却なのでリセールは望めない。ただ任意保険のメリットを享受出来る間はKINTOが最も経済面では優れていると思う。26歳、36歳でそれぞれ任意保険が安くなるので、そのときにまた新車購入を検討してみるのもいいだろう。

 

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他のカーリースは要検討

KINTO以外にもいくつかカーリースの会社はある。SOMPOで乗ーるMOTA定額カルモくんなど。トヨタ以外の車に興味があるならKINTOは使えないし、だったら他のカーリースでも良くね?って思うかもしれない。でもあまりオススメはしない。

KINTO以外のカーリースは任意保険が含まれない

中には任意保険もセットのプランを用意しているカーリース会社もあるにはあるんだけど、お値段的にKINTOみたいに有利じゃない。他のカーリースを利用するなら、新車購入でもあまり値段が変わらない。頑張って新車を買うか、中古車を選択するほうが賢い。

まとめ

以上、まとめると・・・

  • おっさんの僕は若い頃、新車を買って金銭的に苦しんだ
  • 230万の車なら月10万ぐらい吹っ飛ぶと覚えといて
  • 中古かKINTOがおすすめ

以上、参考になれば幸いです。

動画で解説

 

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